永六輔さん次女、ラジオで語る「“お先に失礼”という感じで逝った」

[ 2016年7月11日 18:37 ]

放送作家、作詞家、タレントなど幅広く活躍した永六輔さん
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 放送作家、作詞家、タレントなど幅広く活躍した永六輔(えい・ろくすけ、本名・孝雄、たかお)さんが7日に死去したことが11日、分かった。83歳だった。

 この日、先月27日まで永さんが出演していたTBSラジオ「六輔七転八倒九十分」(月曜後6・00)を受け継いだ「いち・にの三太郎~赤坂月曜宵の口」が放送され、長年番組共演したパーソナリティーのはぶ三太郎(51)、長峰由紀アナウンサー(53)、外山惠理アナウンサー(40)、ピーコ(71)といったゆかりのある出演者が永さんをしのんだ。

 番組は外山アナが「永さんなら“いつもの通りにしなさい”と言うだろうから、いつも通りに放送します」と始まり、永さん作詞の「上を向いて歩こう」がオープニング曲で流された。

 永さんの次女でフリーアナウンサーの麻理(54)が出演し「今日の昼に身内だけでお別れをして、喪服のまま来ました」と話し、死去の際には「ふーっ息が遠くなって、“お先に失礼”という感じで、父らしく逝った。(亡くなる)前の日が凄く元気で姉と私と3人きりになって腰かけて、アイスキャンディーをなめて、あたりめをしゃぶってかんで、“おいしい”と言って大笑いした。翌日じゃあねという感じでいなくなった、苦しまなくて生き切りました。七夕にサヨナラ、良かっためでたいという感じです」と振り返った。

 番組にはメールなどで永さんをしのぶ声が数多く寄せられ、ピーコが時々声を詰まらせるなど思い出話を繰り広げ、ありし日の永さんの肉声も放送された。

 永は同局「土曜ワイドラジオTOKYO永六輔その新世界」(土曜前8・00~後1・00)のパーソナリティーを1991年4月から昨年9月まで、24年半担当。それを引き継ぐ形で「六輔七転八倒九十分」が6月27日まで放送された。

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