永六輔さん追悼 坂本九さん長女「上を向くたびに思い出すと…」

[ 2016年7月11日 14:45 ]

放送作家、作詞家、タレントなど幅広く活躍した永六輔さん

 放送作家、作詞家、タレントなど幅広く活躍した永六輔(えい・ろくすけ、本名・孝雄、たかお)さんが7日に死去したことが11日、分かった。83歳だった。

 永さんには各方面から追悼、冥福の声が寄せられた。NHKアーカイブスのツイッターでは「生前のご活躍を偲び、ご出演いただいた『ばらえてい テレビファソラシド』の動画をご紹介します」と、当時の番組の一場面の写真を添えてつづった。同番組は1979年から3年に渡って放送され、タモリ(70)や加賀美幸子アナウンサー(76)、近藤真彦(51)らが出演、音楽、伝統芸、ニュースなどを取り込んだ新趣向のバラエティーショー番組として知られる。

 また、タレントの松尾貴史(56)も「昔、けなされて何くそと刃向かったら後に認めて下さり毎回舞台の公演をご覧下さり逆にお褒めを頂けるようになった。第二の国歌とも言える名作を遺された。国民栄誉賞の声もあるだろうけれど、現政権と思想が……。哀悼」とツイートした。

 「上を向いて歩こう」を歌った坂本九さんの長女で歌手の大島花子(42)はブログで永さんを追悼、昨年のラジオ番組にゲスト出演した時の写真を掲載し「『孫のような』と紹介くださったこと。アルバムの選曲もジャケットもとてもよい!と力強く太鼓判を押してくださったこと。特に『岸壁の母』『一本の鉛筆』といったメッセージソングを選んだことを『すごくいい!』と。その眼差しの奥に強く光るものを確かに感じました」と当時の思い出をつづり、「まだまだ、信じられませんが歌を歌うたびに、辛くて上を向くたびに永さんのことを思い出すことと思います」と悼んだ。

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