受賞の映画初出演4人にトロフィー ロカルノ映画祭授賞式

[ 2015年8月17日 13:17 ]

 スイス南部の保養地ロカルノで開かれていた第68回ロカルノ国際映画祭で15日、浜口竜介監督(36)の作品「ハッピーアワー」に出演した4人の日本人女性が最優秀女優賞を受賞した。4人は演技経験がなく、映画は今回が初出演という。日本人の同賞受賞は初めて。

 授賞式で4人は大きな拍手を浴びながらステージに立ち、田中幸恵さん(41)=神戸市=が「この素晴らしい賞は4人だけでなく、ハッピーアワーの出演者全員で取れたと思っています。ありがとうございます」と笑顔であいさつした。

 共同通信などの取材に菊池葉月さん(37)=兵庫県加古川市=は「ただ驚くしかない」。三原麻衣子さん(41)=同県姫路市=は「監督をはじめ、みんなで取った賞だと考えれば光栄です」。川村りらさん(39)=京都市=は「今何が起きているか分かっていない状況です」と笑顔で話した。

 作品は神戸が舞台で、上映時間5時間以上の大作。離婚や夫婦の不仲などに直面する4人の仲の良い女性の生活を通し「自分は本当になりたかった自分なのか」を問い掛ける。日本では12月に全国で順次公開が予定されている。

 浜口監督は川崎市出身で、現在は神戸市を拠点に活動している。東日本大震災後には、映画監督の酒井耕さんと東北地方で記録映画も製作した。受賞した4人は、浜口監督が2013年9月~14年2月に「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(神戸市)で開いた即興演技のワークショップの受講生だった。

 5日から開催されていたロカルノ映画祭はカンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭に次ぐ映画祭とされ、若手監督の登竜門とも言われる。

 2007年には小林政広監督の「愛の予感」が金ヒョウ賞受賞。09年には、日本アニメの高畑勲監督に名誉ヒョウ賞が贈られた。(共同)

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