哀川翔 カブトムシとの不思議な縁 父からの最後のプレゼント

[ 2015年8月17日 12:50 ]

ギネス級のカブトムシを育てた哀川翔

 俳優の哀川翔(54)が秋にも、育てている日本産カブトムシの大きさをギネス申請することに決めた。今年羽化した個体で、すでに非公式ながらも都内の昆虫ショップで測ったところ、先端から尾部までの長さが88ミリ。従来の最長は87・3ミリで、ほぼ更新は間違いないとされている。

 飼育キャリアは13年。毎年5000匹以上を飼育して、ギネス級のカブトムシも出るほどのエキスパートだ。子供たちとゲーム「ムシキング」を楽しんでいるうちに「そういえば小学生の頃、カブトムシの幼虫をたくさん死なせてしまったなあ」と思い出したのがきっかけだったという。

 リベンジの思いで始めたが、羽化したカブトムシのフォルムの美しさに魅了され、完全にハマってしまう。夫人に「家族と虫と、どっちが大事なの!」と怒られても、「そら、虫だよ。こいつらオレがいないと生きていけないけど、おまえたちは生きていけるだろ」と言い放つほどで「完全にヨメにもあきれられてる」と苦笑いする。

 そんな哀川の脳裏に、最近よみがえった記憶がある。

 「実はね、初めてカブトムシをプレゼントしてくれたのは父親なの。5歳のときだったと思う」

 とてもうれしくて、毎日のようにそのカブトムシがノソノソと動くのを眺めていた。しかし、父からのプレゼントはそれが最後となってしまった。自衛隊に所属していた哀川の父は、ほどなく訓練中の事故で亡くなってしまう。

 その思い出に執着してカブトムシ飼育に没頭しているわけではもちろんないが、感慨深く思うことはある。

 「あのプレゼントがなければ小学校のときに夢中にならなかったかもしれないし、そしたら今もこんなに夢中になってないかもしれない。そう思うと不思議だね」

 夏休みに父と過ごした思い出もほとんどない。ただ、カブトムシをもらったとき、父がその虫についてさまざまな話をしてくれた。どんな話だったかは思い出せないが、父親はすごい、とリスペクトした感情は残っていた。

 夏休みは、父親が子供たちと色んな遊びができる年に1度の機会。その経験をほとんどしたことがない哀川は、自分の子供や孫と、できる限り時間を共有しようと心がけてきた。

 「お父さんたちには、子供たちと一生懸命、真剣に遊んであげてほしいんだよね。そしたら、きっとその気持ちは子供に伝わるし、父親への敬意みたいなものにつながると思うよ」。

 夏休みは残り2週間余り。だけど、まだまだ親子の絆を深める時間には十分だ。

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