日テレ・笹崎アナ 内定取り消し騒動、提訴は「自分の意思で」

[ 2015年8月17日 10:30 ]

笑顔の笹崎里菜アナウンサー

 ホステスのアルバイト経験を理由に内定取り消し騒動があった日本テレビの新人、笹崎里菜アナウンサー(23)を16日、スポニチ本紙が直撃した。入社後、単独インタビューを受けるのは初めて。入社を求めて提訴した当時の気持ち、夢のアナウンサーとなった現在について語った。9月からは情報番組「シューイチ」(日曜前7・30)で初めてのレギュラーを務める。

 東京・汐留の同局で、「シューイチ」の生放送の見学を行った笹崎アナ。黒髪にワンピースの清楚(せいそ)な姿で、背筋を伸ばしてスタジオを見つめていた。

 担当するのは、エンタメ情報コーナー「SHOWBIZ」。入社3年目の先輩、安村直樹アナ(26)と芸能情報を伝える。「日曜の朝の顔」の一人になることについて、「最初はフワフワしていましたが、だんだん実感がわいてきました」とほほえんだ。

 困難を乗り越えてここまで来た。13年9月、日テレのアナウンサーに内定。だが、東京・銀座のクラブでのアルバイト経験を報告すると、内定を取り消された。「これからどうしよう?と人生を真剣に考えたときに、やっぱりアナウンサーになりたいという気持ちを再確認しました。行動しようと思いました」と振り返る。そして、予定通りの入社を求め、地位確認を求めた訴訟を東京地裁に起こした。

 今年1月に局側と和解し、4月に入社。「人と関わる仕事をしたい、という願いがかないました。課題も多いですけど、ひとつずつクリアしたい」としみじみ。

 「提訴は誰かと考えた?」と聞くと、「自分のことなので、自分で決めて、自分の意思で取った行動でした」とまっすぐに見つめ返した。

 日本一有名な新人アナとなり、常に注目を集める存在となったが、「自分では気にしていないし、気にしてもしようがないと思ってるんです。特に今は仕事に必死で、どう見られているか正直頭が回らない状態です」とニッコリ。

 ただ「実は最初、アナウンサー室に入るのに、とても緊張したんです」とも明かした。だが、先輩との交流で打ち解けた。「いろいろアドバイスをもらっているうちに距離も縮まりました。優しい方ばかりで、今はとても充実しています」と大きな瞳を輝かせる。

 「シューイチ」の初登場は9月6日。「しっかり研究してデビュー日を迎えたい」と新たな一歩へ意気込んでいる。

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