成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2021(4月 第1週 週間賞)

[ 2021年4月6日 08:00 ]

 <週間賞>
ただいま!の 前にサトテル どうやった?
   (大阪府大阪市 杉本 五郎)

 <佳作>
藤浪は 二勝無敗だ オレ査定
   (愛知県豊橋市 高橋 洋充)

気がつけば 全員野球 できとるぞ
  (大阪府泉佐野市 浜田 竜哉)

心配を 掛けたおわびに 先頭弾
   (京都府京都市 前田 守康)

わーいわい Gからヒーロー やって来た
 (京都府京丹後市 金森 恵里)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 先週は3勝3敗だった。
 3月30日の広島戦、●がついたが西勇、森下両投手の投げ合いには手に汗を握った。

 31日初登板、初先発したドラ2新人・伊藤将司投手も虎ファンに安心をくれた。

 杉本五郎さん、いまみんなの注目の的サトテルは1日、19打席ぶりに2号ホーマーを打ったね。

 これはドラフト制以降の新人ではリーグ初の開幕2カード連続本塁打の快挙だ。野球ファンすべての気持ちを詠んだ秀句だ。

 藤浪投手は、開幕戦に次いだ2日の中日戦も自責点1の粘投だった。高橋洋充さんでなくても2勝だよね。

 今季矢野監督の「挑、超、頂」のスローガンそのままの気持ちが伝わってきて浜田竜哉さんが詠む全員野球で現在首位、4日の近本選手が放った先頭打者ホームランは日本一になった頃の真弓選手を思い出す。

 3日の青柳、柳両投手の息づまる投手戦は、矢野采配の妙で巨人から来た山本選手がヒーローになった。

 金森恵里さんのはしゃぎようもわかるね。

 さあ、その巨人戦がきょう本拠地甲子園球場の開幕カードで行われる。
 待ってるぞ、巨人。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社スポーツ部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuuーo@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は4月11日必着。掲載は13日。 

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