成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2021(3月最終 週間賞)

[ 2021年3月30日 08:00 ]

 <週間賞>
   特大の 特大の春 やって来る
  (香川県宇多津町 中山 喜博)

 <佳作>
ディスタンス 保つもヒーロー 密になり
 (和歌山県和歌山市 田村 好史)

さとてるが コロナ時代を 撃ち砕く
  (大阪府東大阪市 水口 明弘)

サンズ弾 俺もいるんだ 忘れるな
   (富山県富山市 石黒 義朗)

今年こそ 六甲おろしの 飽きるまで
  (福井県美浜町 高木 勝美) 

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 さくら満開、投打全開、チーム全勝、ファン快笑。早速、全国から慶祝川柳が届いた。

 阪神タイガースファンが待ち焦がれた開幕は、初カード3連勝でそれも開幕スタメン起用の超大型新人・佐藤輝選手の初打席初打点から火ぶたが切られた。加えてサンズ選手の2ホーマー、大山選手のタイムリー二塁打。初白星こそつかなかったが、開幕投手・藤浪の粘投復活など中山喜博さんが特大、特大の春と詠むのは当然だ。

 原口選手を除く全員出場の全員野球は、田村好史さんの密なるヒーローを生み出している。

 Vへの赤じゅうたんを敷いたサトテル(佐藤輝)の活躍が、水口明弘さんの句のようにコロナうつの妙薬だ。

 石黒義朗さん、サンズ、マルテ、陽川の各選手も存在をアピールしていますね。
 高木勝美さん、今季は六甲おろしを飽きるほど歌えますよ~。ファンみんなでリモート合唱しましょう。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社スポーツ部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は4月4日必着。掲載は6日。

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