成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳(6月最終週&6月月間賞)

[ 2023年7月4日 05:14 ]

 <月間賞>
首位奪還 決めた四番の 大花火
(京都府京都市 前田 守康)

 <週間賞>
首位奪還 決めた四番の 大花火
(京都府京都市 前田 守康)

 <佳作>
黒星も 六千号は 燦然と
(大阪府東大阪市 谷垣 正直)

監督の 顔がとろける タイムリー
(大阪府摂津市 前川 照男)

Gキラー 5戦5勝の 将の美酒
(兵庫県宝塚市 室伏 尚美)

サトテルが 足りぬと嘆く ドーム戦
(兵庫県西宮市 横山閲治郎)


 【講評】
 選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 6月は8勝14敗1分け。

 25日、DeNAとの直接対決で負け首位陥落したが、次の中日戦で再奪首した。

 27日、14試合ぶりの2桁得点で3回には打者一巡で柳投手から5点をもぎ取った。

 その決め手は前田守康さんが詠むように大山選手の9号2ランもあったが、前川選手の甲子園におけるプロ初の適時打を含む初の猛打賞などヒーローのオンパレードだった。

 30日からの巨人との初戦は延長10回にサヨナラホーマーで勝ちを譲ったが、谷垣正直さんが詠む近本選手の令和6000号先頭弾が輝いた。

 シーズン折り返しの7月1日、大山選手の10号ソロのまま緊張した1―0の9回、ノイジー選手がとどめのタイムリー二塁打で岡田監督の顔が久しぶりに笑った。

 前川選手のときより崩れていたよ。ファミリーが来日したからで、ずっと居てもらいましょう。

 この試合の伊藤将投手は7回4安打無失点で昨季から5戦5勝の超Gキラーぶりを発揮し室伏尚美さんの句を生んだが、岩貞、岩崎投手の零封リレーもあってのことだね。

 このところ、佐藤輝選手がベンチに見えないのを寂しがるファンも多い。

 横山閲治郎さんと早くその勇姿を見たい。

 月間賞は
 前田守康さんの首位奪還句に。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールはyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は7月9日必着。掲載は同11日。

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