成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2022(8月第2週 週間賞)

[ 2022年8月16日 08:00 ]

 <週間賞>

憎きもの 山崎大野 いやコロナ
 (大阪府泉佐野市 浜田 竜哉)

 <佳作>

蝉しぐれ 飛車角落ちで 湿りけり
  (兵庫県宝塚市 室伏 尚美)

試合より あなたを見ます 晋太郎
  (兵庫県西宮市 やぶちゃん)

復活だ 負けはしたけど 復活だ!
  (大阪府摂津市 前川 照男)

ヤクルトを ロハス追撃 夢残し
  (大阪府大阪市 後藤 正子)

 【講評】

選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 盆休みに入った先週2カードは、今季3度目の6連敗を喫した。
 浜田竜哉さんが詠むように相手チームの投手よりも新型コロナウイルスが憎い。首位ヤクルトに8・5ゲーム差の2位にいたのに大山、中野、近本ら主力選手が感染した。

 室伏尚美さんが詠んだ二枚落ち以上に貧打となり、7日は16安打も放った蝉しぐれが湿った。

 そんな中で、藤浪晋太郎投手の剛腕が帰ってきた。13日の中日戦では今季最速の160キロをマークし、2年ぶり2桁となる10奪三振。さすがのやぶちゃんも、2戦連続の零敗試合は見ていられなかったんだね。

 前川照男さんも藤浪の完全復活を声高く叫んでいる。

 14日、ロハス選手が中日・橋本投手から一時同点となる7号3ランを放ち男を上げた。今夜から直接対決するヤクルトを追い上げるためには、彼が頼りだと後藤正子さんは夢を捨てない。

 新型コロナ禍で休んでいる選手のみなさん、一日も早い全快を祈っております。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は21日必着。掲載は23日。

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