成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

2021タイガース川柳(8月第2週 週間賞)

[ 2021年8月24日 08:00 ]

 <週間賞>

収穫の 秋にロハスも 間に合った
  (香川県宇多津町 中山 喜博)

 <佳作>

マウンドで オレもルーキ 輝けり
    (京都府京都市 池上 博)

スタンドへ 8(エイト)ビートが 突き刺さる
   (兵庫県西宮市 宮本 明彦)

勝てば勝ち 負ければ負ける 2球団
   (兵庫県西宮市 やぶちゃん)

スタメンの 似合う聖也が 即結果
   (神奈川県横浜市 大坪 覚)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 先週の6連戦はドーム球場のおかげで雨の中止はなかった。

 3連敗はしたが、3勝3敗。薄氷を踏んではいたが、やぶちゃんの句のように何とか首位を守った。

 ここに来てロハス・ジュニア選手が覚醒してきた。
 18日のDeNA戦は2号ソロ弾、21日の中日戦で来日初の猛打賞、そして22日は右打席1号の先制弾…中山喜博さんは秋に間に合ったと喜びの句だ。

 18日のDeNA戦で伊藤将投手は8回4安打2失点で6勝目をあげた。佐藤輝選手や中野選手だけではないよと新人の輝きを池上博さんは詠んで輝いた。

 17日のDeNA戦で佐藤輝選手は21、22号弾を連発。21号はプロ野球の新人左打者最多、22号は田淵さんに並ぶ球団記録で、打点は田淵さんを超えて球団3位タイ。宮本明彦さんが見付けた背番号8とエイトビートの強い響きが突き刺さる詠みに脱帽する。

 2位・巨人とのゲーム差は23日現在2・0。やぶちゃん、敵もあっぷあっぷしてるね。

 22日、木浪聖也選手は久しぶりのセカンドスタメンで2安打と気を吐いた。 大坪覚さん、山本、熊谷、植田、島田選手ら守備固めの面々も元気だから楽しみも増えてきたね。

 リーグトップ9勝の秋山投手の句がほしかった。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社スポーツ部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は8月29日必着。掲載は8月31日。
 

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