成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳(8月第1週 週間賞)

[ 2023年8月8日 03:45 ]

 <週間賞>
2失点 それなら西は 3打点
(兵庫県西宮市 やぶちゃん)

 <佳作>
帰しては 自分も帰る 八番目
(京都府京丹後市 金森 恵里)

息子への 誕生祝い 初勝利
(大阪府高槻市 梅津 昭)

満塁で 必殺仕事 島本だ
(大阪府堺市 石河 健二)

近本が 母校鼓舞する 固め打ち
(兵庫県加古川市 松浦 伸)

 【講評】
 選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 阪神は1日から長期ロードに出た。

 その初戦は2年連続の白星スタートで、それも2桁10得点だった。

 この中日戦は西純投手の2失点だけ。14安打の猛攻の中に、6回2死満塁から同投手の適時二塁打による3打点があった。

 やぶちゃんさんの「それなら」とボケ褒めがいいねー。

 カード3戦目の4日、村上投手が逆転を許した後の8回、木浪選手が2死から決勝の2点二塁打を放ち、続く代打糸原選手の追い打ち安打でホームインした。

 金森恵里さん、八番目とは何やら江戸川柳の趣がありますね。

 3日、2日前に長男が誕生したビーズリー投手が来日初勝利を挙げた。

 梅津昭さんの句は祝儀としてビーズリー投手に。

 4日は8回2死満塁、6日は7回1死二、三塁で登板した島本投手が、石河健二さんが詠む力業(ちからわざ)の必殺仕事をしてチームを4連勝に導きDeNAの息の根を止めた。

 近本選手が戦列復帰してから快進撃は止まるところをしらない。

 6日、チームの大先輩・後藤次男、吉田義男さんに次ぐ5年連続100安打達成し、連続試合安打は今季最長を更新する12試合とした。

 この活躍はきっと9日に甲子園で初戦を予定する母校・社高校ナインの大活躍を後押しすると詠む松浦伸さん。

 私も同感だ。

 ロードは2カード連続勝ち越し。猛暑で戦う選手の無事を祈っている。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールはyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は13日必着。掲載は15日。

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