成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2020(8月第1週 週間賞)

[ 2020年8月4日 08:00 ]

<週間賞>

4番の 様な梅野の 成長打
   (高知県高知市・弘井 美稲)

<佳作>

キャプテンに 心配かけぬ 20点
  (香川県宇多津町・中山 喜博)

敗戦も 10K明日へ 輝けり
   (大阪府松原市・奥村 健三)

初勝利 緊張しすぎ のろけすぎ
(和歌山県かつらぎ町・窪田 泰壽)

8月も ボーアとサンズで 倍返し
(石川県輪島市・ペンネーム 虎番熱男)
 
 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター

 新外国人のアベック満塁弾による新伝説で幕開けした先週7月28日のヤクルト戦。2年ぶりの20得点に、多くの大花火句が届いた。その中で、右手有鉤(ゆうこう)骨骨折で欠場しているキャプテン糸原選手の薬になると見付けた、優しい中山喜博さんの句をもらった。

 週間賞は、このところ快打を飛ばし、打率・336でセ・リーグの打撃4位に座る好調梅野捕手を詠んだ弘井美稲さん。梅ちゃんは頼もしい。

 7月30日のヤクルト戦で7回自責点1(失点は4)、10奪三振で復活間近と、負けたけれど明日があると藤浪投手の賛句を詠んだ奥村健三さんが入選。

 2日のDeNA戦で初白星を挙げ、お立ち台の新婚、馬場投手を冷やかす窪田泰壽さん、よかったね。

 きょうから甲子園に巨人を迎え撃つ大勝負だ。新人のペンネーム・虎番熱男さん、2外国人で首位討ちといきましょう。
 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は12日必着。掲載は14日。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る