成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2020(9月第2週 週間賞)

[ 2020年9月15日 08:00 ]

 <週間賞>

諦めの 気配も 西が完封し
   (神奈川県横浜市・大坪 覚)

<佳作>

手を合わせ 正座して観る サンズ様
  (京都府京丹後市・金森 恵里)

帰還弾 キャプテンマーク 輝ケリ
   (兵庫県宝塚市・室伏 尚美)

大山を バントさせても 落とさない
    (大阪府高槻市・梅津 昭)

隅3を 守って秋山 スアレスだ
   (大阪府吹田市・西山 嘉員)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 9月に入った13連戦は、7勝4敗1分け1雨中止だった。

 先週は、1分け2敗から始まったが、4連勝して今季最多の貯金4にこぎつけた。9日のDeNA戦で貯金を空にしたが、10日のサンズ選手の17号逆転2ラン、代打・陽川選手の2号3ランもあって、金森恵里さんは神様仏様サンズ様と手を合わせたので貯金1。

 11日の西勇輝投手は、広島を今季初完封してチームトップに並ぶ6勝目を挙げた。ファンが優勝を諦めるムードの中、サンズ選手の2試合連発となる18号ソロや今季初めて2番に入った梅野選手の4号ソロもあって、大坪覚さんの諦めも吹き飛ばした。

 7日、巨人に負けたが、Cマークつけた糸原選手が9回裏、意地の3号を放った久しぶりの輝きを、室伏尚美さんが帰還弾とほめる。

 13日の広島戦、矢野監督は、5番・大山選手に3回無死一、二塁でバントさせ、試合への執念を見せた。これがボーアのタイムリーで生きた。梅津昭さんも執念句で生きた。

 西勇輝投手完封の翌12日、秋山投手も7回0/3を5安打1失点で「隅3点」を守って自身5連勝の白星。スアレスもリーグトップの15セーブ、西山嘉員さんがセーブ句で久々の入選。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は23日必着。掲載は25日。

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