成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2021(5月 第3週 週間賞) 

[ 2021年5月25日 08:00 ]

 <週間賞>

ひたむきな 背中を見つめ 援護弾
  (京都府京丹後市 金森 恵里)

 <佳作>

難産を 乗り越え放つ ロハス弾
  (広島県広島市 綿谷 わか奈)

代走を 集めて速し タイガース
  (兵庫県西宮市 横山 閲治郎)

5チームに 2位競わせて 走る首位
   (千葉県市原市 まこっさん)

良き話題 猛虎大山 復活し
   (兵庫県神戸市 味地 明子)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 雨とコロナで先週はヤクルト戦2試合だけだった。

 西勇と西純両投手の明暗が分かれ明句がたくさん届いたが、19日にプロ初登板した西純矢投手が高卒ドラ1として史上初の初登板で5回無安打、初白星。19歳8カ月での勝利はドラフト制以降では球団最年少だった。

 ご両親への孝行句も多かったが、一生懸命に投げる背中をセンターから見つめていた近本選手の3号応援弾が勝ちを決め、若い投手に涙と記念球を送った。金森恵里さんの句はその近本選手ごしに西純投手に拍手を送っている。

 18日の西勇投手は乱調で5回5失点。ファンの愁眉をひらいたのが22打席目で初安打、それもバックスクリーン左にぶち込んだロハス・ジュニア選手だ。綿谷わか奈さんの大喜びが伝わってくる。

 このところ植田、板山、熊谷、中野、山本ら足の速い選手がよく出ている。横山閲治郎さんはチーム盗塁数34でセ・リーグ1位を楽しげに芭蕉めかして詠んでいる。

 貯金16で堂々の首位。高いところから見物する余裕のまこっさん。

 さあ、交流戦だ。4番サードの大山選手を見られるのが楽しみだ。
 ガンバレ、大山。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社スポーツ部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は5月30日必着。掲載は6月1日。

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