成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2021 年間大賞

[ 2021年12月7日 08:00 ]

<タイガース川柳年間大賞>

 スポニチ選定「第17回タイガース川柳」の年間大賞選考会が6日、大阪市北区のスポーツニッポン新聞社大阪本社編集局内で開かれた。

 佐藤輝明選手の活躍もありスタートダッシュを決めた今シーズンだったが、後半戦はヤクルトの猛追にあい、勝利数では上回りながらリーグ優勝は叶わなかった。

 前半戦の好調から句の総数は昨年の3311を上回る3835句。その中でも今季を象徴した大阪府の杉本五郎さんの句が大賞に選ばれた。

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 関西では阪神の勝敗結果があいさつ代わりという独特の文化がある。年間大賞に選んだ杉本さんの句は、その光景が前半戦のサトテルの快進撃に取って代わり、玄関先でのものとなった。

 5月、6月の月間賞もサトテルで、新人離れした活躍が多くの投句につながった。

 後半は投句子の柳趣(りゅうしゅ)は足下の巨人に移り、それが9月の月間賞だ。

 10月の月間賞は、優勝間近というワクワク感を表現したものであるが、結果的には5厘差で16年ぶりのリーグ優勝を逃した。

 良いも悪いも貯金通帳と首っ引きになるシーズン終わりだった。

 本年度もたくさんの投句、ありがとうございました。 

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