成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2021(3・4月 月間賞)

[ 2021年4月27日 08:00 ]

4月 月間賞 「ただいま!の前にサトテルどうやった?」
Photo By スポニチ

 <月間賞>

ただいま!の 前にサトテル どうやった?
   (大阪府大阪市 杉本 五郎)

 <週間賞>

大山が 右に左に 目ざめ弾
     (千葉県松戸市 堀 卓)

 <佳作>

やってもた サトテル次は 4打点
   (兵庫県西宮市 やぶちゃん)

全国の 中野喜ぶ 活躍打
   (兵庫県小野市 中野 雅夫)

ガスぬきと 思えば敗けも また楽し
  (大阪府東大阪市 水口 明弘)

ゴリラでも パワーだけでは ないんやで
   (徳島県徳島市 真島 高義)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 ラパンパラ、ラパンパラから始まり、ももいろクローバーZとハッピーハンズ2で楽しんだ先週だった。

 マルテ選手、大山選手のソロ、2ランホーマー揃い踏みにサンズ弾まで加わった20日の巨人戦はこれで今年の優勝は決定と思った。とりわけ大山選手が左右に打ち分けた2号、3号弾は堀卓さんが詠むように目覚め弾となって以後の4号、猛打賞の呼び水となった。

 次の2試合は巨人に勝ちを譲ったが、水口明弘さんが詠むように楽しい負けとなった。ま、ハンドルの遊びか、余裕だねえ。

 聖地に帰った23日のDeNA戦は拙攻拙守で1点しかとれなくて3連敗。サトテルまでが5回1死満塁での安打を後逸するプロ初失策で4点献上した。やぶちゃんは、やってもたが翌日3安打4打点の大活躍をほめる。

 このところ新人・中野選手の攻守にわたる働きは全国の中野姓は鼻が高いと詠む中野雅夫さんの実感句。佐藤姓も多いよ。

 25日は7回の3点が効いた。途中出場した3番・陽川選手の絶妙のバントが近本選手を三塁に送り、サンズ選手の7号を呼んだ。真島高義さんの力が抜けた句にバナナをあげる。

 月間賞は注目のサトテル句。!、?はいらんと思う。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社スポーツ部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は5月5日必着。掲載は7日。 

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