成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳 2019年4月第1週・週間賞

[ 2019年4月10日 16:00 ]

 <週間賞>
二四が八 倍の価値あり 十六番
(京都府京都市・前田 守康)
 <佳作>
メッセンジャー たたいてけって うれしそう
  (愛知県豊橋市・高橋 記史)
大敗も 咲く大記録 千打点
   (京都府京都市・池上 博)
とりあえず 1番塁出て 先制点
(大阪府東大阪市・井関 俊行)
骨一本 折れても気迫 梅猛打
  (高知県高知市・弘井 美稲)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 長嶋さんという印籠を見せられては、勝ち星先行の阪神タイガースも怯(ひる)む。

 かさにかかった巨人に惨敗し、西下して王者広島に勝ち越した。
 天敵・大瀬良投手に5年ぶりに土をつけたのは、メッセンジャー投手の代打中谷選手の逆転2ランと救援陣の踏ん張りだ。これでメッセンジャー投手は足踏みしていた日米通算100勝目を手にした。

 9歳の高橋記史くんは、その喜びを句にして入選。たたいて、けるはマネしてはいけませんよ。

 広島第2戦は10点も取られて負けたが、池上博さんが詠む、福留選手の日本通算1000打点が出て輝いた。

 井関俊行さん、鳥あえずだね。

 鳥谷選手、スタメン1番でいきなり大瀬良投手からヒットを放った。

 さて、西投手の笑顔がたくさんあり、加えて9奪三振を見て、阪神タイガースファンもうれしく、ワクワクしたことだと思う。

 それが今季12球団一番乗りの完封となると、週間賞の前田守康さんの句となる。

 もちろん、左足薬指を骨折しても連日の大活躍を見せた梅野捕手の後押しもあってのことだね、弘井美稲さん。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-0@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。郵便番号、住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は14日必着まで。紙面(大阪版)掲載は16日予定。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る