不振のアスレチックスが11連敗 地元オークランドの観客はわずか8809人

[ 2023年5月29日 11:10 ]

球団経営陣を非難する横断幕を掲げるオークランドの地元ファン(AP)
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 低迷するアスレチックスは23日、地元オークランド(カリフォルニア州)でアストロズに1―10で敗れて10勝45敗。16日にダイヤモンドバックスに勝って以来白星がなく、これで11連敗となった。11連敗中の平均得点は1・73。チームとして27年ぶりの12連敗にあと「1」と迫っている。

 同チームの最長連敗は本拠をフィラデルフィア(ペンシルベニア州)に置いていた1916年と1943年の「20(歴代5位タイ)」だが、1968年のオークランド移転後は1977年の「14(歴代48位タイ)」。29日からはナ・リーグ東地区首位のブレーブスとの3連戦が組まれているが、すべて敗れてしまうとオークランドでのワースト記録となる。

 アスレチックスがこのペースで162試合を消化すると29勝133敗。これは1899年にクリーブランド・スパイダースが20勝134敗でシーズンを終えて以来、最も少ない勝利数になる可能性が出てきている。

 勝ったアストロズは3連勝で31勝21敗。ヨルダン・アルバレス(25)が2本塁打を放ち(13、14号)、右手親指の骨折で開幕から43試合を欠場していたホセ・アルトゥーベ(33)は出場7試合目で今季1号本塁打を記録している。

 なおこの日、アスレチックスの本拠地「オークランド・コロシアム」に詰めかけたのは8809人。これは収容能力のわずか19%で、スタンドにはフロントの経営責任を非難する横断幕も掲げられていた。

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