日本ハム・万波 打撃2冠あるぞ!同学年の荘司撃ちリーグトップ9号&打点29で2位

[ 2023年5月29日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム2-3楽天 ( 2023年5月28日    楽天モバイル )

<楽・日>2回、万波がソロ本塁打を放つ(撮影・篠原 岳夫)
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 成長著しい大砲が“キング弾”だ。日本ハム・万波中正外野手(23)が2回にリーグトップタイとなる9号ソロを放った。打点も29に伸ばしてリーグ2位に付け、打撃2冠も視野に入る。チームは延長12回の激闘の末、サヨナラ負けを喫したが、30日から始まるセ・パ交流戦もバットで引っ張っていく。

 マウンドにいるのは、楽天のドラフト1位・荘司だった。万波と同じ00年生まれのミレニアム世代。高卒でプロの世界では4年先輩として、同学年には負けるわけにはいかなかった。

 「めちゃめちゃ意識しますね。特に、大卒の選手たちには負けたくない。壁に当たりまくって4年間やってきたので、下積んできたものをぶつけたいなというのはある」

 2回先頭だ。初球の外角寄りに入った低めの直球を完璧に捉え、左中間席へ運んだ。オリックス・杉本に並ぶ、リーグトップタイの9号ソロ。「3回目の対戦になるので、イメージもしっかり持っていけました」と胸を張った。初球での本塁打は9本中4本と積極的な打撃も数字に表れている。4回にも左翼線に高速の打球を放ち、二塁打とした。この日の対荘司は3打数2安打。万波に軍配が上がった。

 開幕からここまで46試合に出場とフル稼働。先週末の大阪遠征中には新庄監督の勧めで、マイナス180度の冷気をカプセルの中で浴びる冷却療法を試し「凄い体が軽くなった」と疲労が軽減。その効果もあってか、23日からの6連戦は打率・364、2本塁打、5打点としっかりと主軸の働きを見せた。

 打点も29でトップのソフトバンク・栗原に2差に迫った中で、30日からは交流戦開幕カードのヤクルト戦に臨む。「普段、全く対戦しない投手ばかりなので、できる限りの準備をして、いつも通り試合に臨む」と万波。上位進出へ、そのバットでチームを乗せていく。(田中 健人)

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