パドレス・ダルビッシュと一問一答「もう少しアジャストしていきたい」

[ 2023年5月29日 06:55 ]

インターリーグ   パドレス7-10ヤンキース ( 2023年5月28日    ニューヨーク )

<パドレス・ヤンキース>3回途中でマウンドを降りたダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)は28日(日本時間29日)、ニューヨークでのヤンキース戦に先発。2回2/3を投げ、7安打2三振6失点だった。

 レンジャーズ時代の17年6月23日以来、6年ぶりとなったヤンキースタジアムでのマウンド。初回、クロネンワースの先制ソロ本塁打で援護点をもらったものの、2番ジャッジに左中間に運ばれすぐに同点に追いつかれた。

 2回、再度2点のリードをもらったが3回裏に大炎上。先頭の8番ヒガシオカに左翼線二塁打を許したのを皮切りにボルピー、トーレス、ジャッジ、リゾに5連打を許すなど、まさかの一挙5点を献上し、3回途中で降板した。

 チームは7-10で敗れ、4敗目(3勝)を喫したダルビッシュの防御率は4.61となっている。

 ダルビッシュは23日(同24日)のナショナルズ戦では、6回6安打3失点で3試合ぶりの白星となる今季3勝目。日米通算191勝、メジャー通算98勝となり、123勝した野茂英雄以来2人目となるメジャー通算100勝の大台に、あと2と迫っていたが、この日に99勝目を挙げることはかなわなかった。

 試合後のダルビッシュとの一問一答は以下の通り。

 --今日の投球を振り返って。
 「最初の2回は全然悪くなく、相手のスイングを見ていても合っていないかなという感じがしていました。3回、先頭の二塁打が出てから、ゴロを取りたいなというところでゴロを打たせることができたんですけど、ちょっとロケーションの問題もあると思うんですけど、(打球が)間を抜けちゃって、そこからパンパンパーンといかれたっていう感じがしました」

 --5回前に降板は昨年4月のジャイアンツ戦以来。何か特別悪いことがあったのか。
 「ないですね、特に。でも何を投げても3回くらいからみんなタイミングが合っていた。だからしっかり自分のコンディションだったり、自分の投げている球、パーセンテージとか、そういうのをもう一回見直したいなと思います」

 --ヤンキースタジアムでの登板は久々。ゲームプランに間違いはなかったか。
 「(ない)と思いますね。僕は僕の方が有利だったと思うので。向こうは僕の球をあまり見ていない人が多いですし、ゲームプランとしてはやはり打てないところに打てない球を選んでいたつもりです」

 --開幕からほぼ2カ月で10試合に登板。WBCを終え、ここまでの投球は。
 「投げている球は全体的に去年より今年の方が全部の球種の精度は高いとは思っています。でも、やっぱり体調面とかで難しい部分もあったり、移動もあったり、デーゲームが多かったりもあるので、そういうところをもうちょっとこうアジャストしていきたいなと思っています」

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