花巻東5連覇 主砲・麟太郎「自分で決めてやろう」逆転V打!2安打4打点

[ 2023年5月29日 04:30 ]

春季高校野球岩手大会   花巻東9-3一関学院 ( 2023年5月28日    きたきんボールパーク )

<一関学院・花巻東>3回、3点二塁打を放ちチームを鼓舞する花巻東の佐々木(撮影・村井 樹)
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 各地で行われ、岩手県大会決勝では花巻東が一関学院に逆転勝ちし、5大会連続11度目の優勝。高校通算130本塁打を誇る今秋ドラフト1位候補の佐々木麟太郎内野手(3年)は、決勝の逆転打を含む2安打4打点で貢献した。

 岩手の怪物が一振りで流れを変えた。佐々木麟にとって、最大の見せ場は1点を追う3回無死満塁。左腕の投じた外角球に逆らわず捉えた低いライナー性の打球は、左中間を破る走者一掃の逆転二塁打となった。主砲としてチームを春5連覇へ導き「自分で決めてやろうと思っていたので、結果が出て良かった」と胸を張った。

 背中のケガからの復帰戦となった前日の準決勝に続き「3番・一塁」で先発出場。2点を先制された直後の初回1死二塁でも、中前適時打を放った。「勝つことに命を懸けて戦っているので、結果を生み出せて良かった」。6月7日から地元・岩手で開催される東北大会へ、弾みをつける勝利となった。

 今大会は準決勝からの出場となったが、2試合で打率・571、1本塁打、8打点。自身の岩手県制覇はこれで、OBのブルージェイズ・菊池に並ぶ5度目となった。だが、夏の優勝はなく、チームとしても夏の甲子園出場は19年が最後。「夏が一番大事。チームを優勝に導くよう懸命にプレーしたい」と、集大成の夏を見据えた。(村井 樹)

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