WBCで膝負傷のディアス・弟が兄の分も活躍!今季三振率49%メジャー1位、12試合連続セーブ成功中

[ 2023年5月29日 07:57 ]

レッズのクローザー、アレクシス・ディアス(AP)
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 レッズのクローザー、アレクシス・ディアス(26)が28日(日本時間29日)のカブス戦で8-5の9回に登板。ニコ・ホーナー、イアン・ハップ、鈴木誠也の3人から三振を奪って、今季12個目のセーブを挙げた。昨季から17試合連続でセーブに成功している。

 今季の成績は21試合に登板、20・2回を投げ、40奪三振、被打率・116、WHIP0・87。三振奪取率49%はメジャー1位だ。4シームとスライダーの2種類しか投げないが、ともに高速スピンでボールの切れが抜群。地元の実況アナは「ダイナマイト(凄いやつ)」と絶賛している。

 ワインドアップの大きなモーションで足を高く上げ、打者を惑わし、ボールを巧みに隠して投げることもできる。直球の平均速度は94・6マイルだが、打者の反応が遅れるし、しっかりバットを振れない。鈴木はこの試合の最後のバッターでフルカウントからボールになる内角直球に手が出てしまい空振り三振だった。

 ディアスはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で右ひざを負傷したメッツのクローザー、エドウィン・ディアス(29)の弟。その時にそばで号泣していた選手だ。プエルトリコ出身で、15年ドラフト12巡。22年にメジャーデビューし、5月17日に初セーブを挙げたが、同じ日に兄のエドウィンもセーブを挙げ、兄弟同日セーブは史上3度目と話題になった。

 兄は昨オフ5年総額1億200万ドルで契約した偉大なクローザーだが、弟も凄くなってきた。昨季は7勝3敗10セーブで、ナ・リーグ新人王投票で5位に入ったが、今季はオールスター当確の活躍。レッズはディアスの活躍で、敵地リグリーフィールドでカブスにスイープ、2013年以来の快挙を成し遂げた。

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