レッドソックス・吉田 打撃練習で左翼へ特大の柵越え「素晴らしい環境 嬉しい」

[ 2023年2月17日 04:29 ]

レッドソックスのキャンプ地で貴社の質問に答える 吉田正尚外野手 (撮影・杉浦大介通信員)
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 米大リーグは16日(日本時間17日)、WBCに出場する野手が一足先にキャンプ地に集合。早めにレッドソックスの球団施設があるフロリダ州フォートマイヤーズに入って練習を続けていた吉田正尚外野手(29)も他の野手たちと一緒にフィールドで汗を流した。

 ジャスティン・ターナー内野手らとキャッチボールを行った吉田は、その後に外野で守備練習。打撃練習時には全24スイングで左右にライナー性の打球を連発し、最後の1スイングはレッドソックスの本拠地、フェンウェイパークの通称“グリーンモンスター”に模した左翼の高いフェンスを越える特大の柵越えだった。

 順調に調整を続ける吉田は練習終了後、日米のメディアに対応した。吉田の一問一答は以下。
 ――キャンプ始まったばかりだが体の状態は
 「順調に来ています」

 ――メジャーのキャンプで驚いたことなどはあったか
 「日本よりも素晴らしい環境で、たくさんの選手、たくさんのスタッフとプレーできていること、嬉しく思っています」

 ――NFLスーパーボウルの日にアレックス・コーラ監督の家でご飯食べたということだが、何が一番美味しかったか
 「すべて美味しかったですし、いろいろスーパーボウルでアメフトのルールも教えてもらいながらすごくいい時間でした」

 ――監督はラファエル・ディバース選手と吉田選手を並べた打線にしないと話していたが、何か話はあったか。1番打者になることに抵抗はあるか
 「特に話をしてないです。任されたポジションでしっかり自分の仕事をまっとうしたいです」

 ――過去にMLBでプレーした選手と話をしたか。もししていればどういうアドバイスをもらったのか
 「(鈴木)誠也とオフに話していろいろ、日本とアメリカの違いだったり、そういう話をしました。そんなに深い話はしていなかったです。レベルが高くていい場所だってというのは教えてもらいました」

 ――WBC組が今日キャンプインし、各国の代表選手と一緒に練習することについて
 「本当にトップ選手がたくさんいる中で、今は楽しく和やかに話してますけど、実際、同じフィールドに立った時は本当に勝ち負けを決めて戦うので、また違う雰囲気になるのかなと思っています」

 ――レッドソックスの雰囲気、環境は
 「日本とアメリカでやっぱなんか違うなあっていうのもたくさんああります。例えばミーティングしてても日本だったら全員に立って監督の話聞いたりしますけど、こっちは座ったり、適当にっていう感じもあったり。文化の違いだったり、ある意味、壁がないというか。もちろんリスペクトはあるんですけど、誰に対しても平等じゃないですけど、そういうのはすごくいいなと思います」

 ――キャンプでやりたいこと、学んでいきたいこと
 「やっぱり見たこともない球、軌道、打球の質、守備でもそうですし、スピードだったり、そういうのはなかなか対応していくのっていうのは難しいことだと思います。そこをなるべく早く、失敗もあると思うんですけども、ちょっとでもたくさん経験して、(その後に)同じミスをしなかったりとか、さらにレベルアップするっていうところ。自主トレからそうですけど、向上心というのは持ちながらプレーしています」

 ――侍ジャパンの宮崎キャンプも始まる。WBCでどういった貢献をしたいか
 「素晴らしいメンバーが集まっていますし、その中で素晴らしい時間を過ごしたいなと思います。第1回、第2回優勝して、第3、4回は優勝から遠ざかっていますので、やっぱり優勝が国民全員の思いだと思いますし、僕たちもそのために必死にプレーして、いい報告ができたらなと思いますし、その一員になれたらいいなと思います」

 ――メジャー1年目とWBC両方へ準備する難しさ。一つに向かえば両方につながるか
 「今のところはちょっとWBCに気持ちを置いて、しっかりそこでベストを尽くす。それが終わったら、次はシーズンに向けてベストを尽くすっていうふうに今は分けて捉えています。(ただ、)WBCに持って行くのも、その次につながるプラスだという考えは持ってます。難しいですけど、分けてはいるんですけど、プラス、ポジティブには考えて、シーズンにもつながるという意識ではいます」

 ――日本へ帰国のスケジュールは
 「相談というか、色々話してからです。結局試合に出れるのが大阪からなので、そこに合わせてどう帰るかというところ。あと、こっちの打席数、試合の日程だったり、そこはまだ話して、徐々にと言うところだと思います」

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2023年2月16日のニュース