【ダルビッシュ一問一答】巨人の選手と夕食「野球に真摯」「お互い意見交換、みんなでレベルアップ」

[ 2023年2月16日 13:28 ]

<WBC・ダルビッシュら練習>戸郷(右)にアドバイスするダルビッシュ(撮影・尾崎 有希)
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 17日からの侍ジャパン宮崎強化合宿参加のため、宮崎入りしたパドレス・ダルビッシュ有投手(36)が16日、宮崎市内の練習場に到着。自主トレを開始した。

 日本ハムのキャップ姿で現れたダルビッシュは巨人の戸郷、大勢とともに練習を開始。岡本、大城も球場入りし、アップを始めた。大城とキャッチボールした後、戸郷のキャッチボールを見守った。戸郷の球を受けていたスタッフの横で見届けると、戸郷に近づき、ボールの握りを確認しながら会話を交わした。

 10分ほど戸郷のキャッチボールを見守り、5分ほど自身も戸郷の球を受けた。また、大城と岡本の室内フリー打撃をケージの裏から見るシーンもあった。

 練習後、報道陣との一問一答は下記の通り。

 ――練習して
 「すごく寒かったので、動きはそこまで良くなかったですけど、他の選手のキャッチボールとか見られてすごくよかったです」

 ――この合同練習のきっかけ
 「いや。僕が知る前に決まっていました。新聞で知りました」

 ――戸郷は
 「ツーシームであったりとか、フォークであったりとか、どういうふうに投げているか、どういう回転をかければどういうふうに曲がりやすいというのを話していましたけど」

 ――メジャー球の難しさ
 「それはみんな絶対に難しい話なので、自分たちも難しい話なので、そこは慣れていくしかないですし、何よりも一番大事なのはあんまり気にしないことが凄く大事だと思います」

 ――最年長だが?
 「引っ張っていこうという気は全くなくて、やっぱりチームなので、あんまりそういう年齢というのはもちろん気にしない。ずっとアメリカにいるので。みんなで仲良く一緒にお互いを引っ張っていったらいいのかなと思います」

 ――キャンプへの意気込み
 「とにかく自分自身に関しては、体調をしっかり見極めて、間違った選択をしないことですね。自分の練習の。そこも大事ですし、体のケアをしっかりして、怪我をしないことが自分の中ですごく大事だと思います」

 ――巨人の選手と話してみて
 「きのう夕食にいって、一緒に。いろいろ話したんですけど、やっぱりみんな真面目ですし、野球に対して真摯に取り組んでいるなと思いました」

 ――また日本ハムの帽子
 「ファイターズは自分がお世話になった球団ですし、今でもお世話になっているんですけど、どういう気持ちっていつもこれなので(笑い)。ずっと何年も。特にあれはないですけど」

 ――キャンプに向けて
 「頑張ります」

 ――改めて戸郷を見た印象は
 「映像ではもちろん見ましたし、今日の朝も一回、昨日も話していて、ツーシームであったりとかそういうのをどうしたらいいかっていう話だったので、一応そこでは見ましたけど。すごくまっすぐもいいですし、フォークもいいですし、去年の奪三振王だと思うんですけど、その理由がしっかりあるなと思いました」

 ――投げ方も後ろが大きい特徴
 「球速も出やすい投げ方というか、肩の水平回転というんですけど、そっちの可動域が高いと球速に反映しやすいので、そこの可動域を持っているのはすごくいいことですね」

 ――若手に経験を伝えたいと話していた
 「自分は教えるために、その経験を伝えるというわけではなくて、あくまで自分の経験を伝えて、それでこれいいな、これあかんなっていう1つの…なんていうかな。評価っていうのかな?日本語出てこーへんな。(引き出し?)そうですね。引き出しというか、そういうので自分の良くも悪くもどっちでもいいから、自分の引き出しの中にいれてくれたらいいなと思います」

 ――明日からもアドバイス?
 「アドバイスというか、さっきも言ったみたいに、それは上からだと思ってしまうので、お互いにいろいろ意見交換しながら、この合宿やWBCの期間で、ただ優勝を目指すだけではなくて、みんなでレベルアップできればいいかなと思います」

 ――2009年の連覇時、少年だった選手もいる
 「それはすごく、全く違う年代で、違う世界を見て育ってきているので、そういう選手たちと一緒にプレーできるのは自分はアップデートできると思いますし、すごくうれしいです」

 ――鶴岡(慎也)さんがメンバー(チームスタッフ)で入っている
 「何の話をしていたかな?覚えていないってことは、そんな大した話してないですけど(笑い)。自分としては鶴さんがいてくれるのは、リラックスできるので、凄くありがたいです」

 ――早期合流の意義
 「久しぶりの日本というのもありますし、日本の選手との関係がやっぱりないので、ずっとアメリカにいるので、そこでやっぱりなるべく仲良くなりたいというのもありますし、以前自分はここに住んでいた時期もあったので、それに対して恩返しじゃないですけど、そういうつもりもあります」

 ――早期合流をファンは心強く思っている
 「そこはちょっとなんとも言えないですけど、自分はその目的で来ているわけではないので、それは人がどう捉えるかはわからないですけど、でもそうやって思ってもらえるならうれしいですけど」

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