江川卓氏 WBC米国代表投手に「日本の打者は少し戸惑うかも」と指摘するポイントは

[ 2023年2月16日 15:59 ]

江川卓氏
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 野球評論家の江川卓氏(67)が、15日に更新した自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」で、WBC米国代表について分析した。

 動画内で江川氏は各選手のプレー内容を実際にチェックして寸評。大谷の同僚で主将のトラウトについては「スイングはノーマル」ながらも「構えを見ると、失投したら必ず打つ」として巨人の岡本和をイメージ。また、ブルワーズ・ウィリアムズ投手に「こっちの方が抑えになるかな。僕の中では」と、オリオールズ・テイト投手を「7回か8回」のセットアッパーに置き、守護神をウィリアムズと予想。そのうえで「手足が長いので、クイックしても時間が掛る」と盗塁チャンスがあるかもしれない、などとヒントを口にした。

 しかし「なかなかの強敵」とうなった米国代表の全体的なイメージに「メジャーでやっているから非常にまとまっている。荒削りのような若い選手を選択していない」と、実績のある投手・野手でかためた陣容が気になるポイントだと口にして、特に投手について「日本の投手の投げているボールとは質とは違う。長年メジャーでやっているので、打たれづらいボールを投げるタイプが多い。それを日本の打者は見たことがないので、少し戸惑うかも」と警笛を鳴らした。

 打者はどうしても軌道を予測してスイングするが「自分の思っている軌道で来ない」といい、「ビックリしちゃうかもね。そこが難しい」と想像。バットの芯に若干当たらなかった打球がフェンス手前で失速するかもしれないと話した。

 「日本のメンバーは揃っている」と断言する江川氏だが、打線を「打力重視」か「守備力重視」か、どちらで組むかはチームの考え方があるため「日本の試合をするグループと、相手の分析をする人達が必要。これを合わせて協議するしかない」と、他国分析班の力がカギを握るとも話していた。

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