ヤクルト・村上　ロッテ・朗希に脱帽も初安打初打点　第1打席で空振り三振「もう仕上がっているなと」

練習試合   ヤクルト4－6ロッテ （ 2023年2月15日    糸満 ）

＜ロ・ヤ＞4回1死二塁から村上は右前タイムリー（撮影・長久保　豊）
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　ヤクルト・村上は、侍対決にこそ敗れたが“今季初安打”をマークした。

　4回1死二塁の第2打席。二木の甘く入ったフォークを捉え、痛烈な打球で一、二塁間を破った。今季実戦2試合4打席目で初安打初打点となる右前適時打。「1本出たことはよかったと思います。まだ宮崎で試合がある。本戦まで時間があるので、そこでいい調整ができるように頑張ります」と振り返った。

　ロッテとの練習試合に「4番・DH」で出場。2回先頭の第1打席では、佐々木朗との侍対決が実現した。内角160キロ直球に空振り三振を喫し「もう仕上がっているなと思った」と素直に佐々木朗を称えた。

　村上は23歳、佐々木朗は21歳。ともにまだ若いが、WBCでは投打の柱の一人として期待される。「若いところから、年上の方までチーム一丸となって戦わないといけない。若いですけれど、引っ張っていけたら」と世界一へ共闘を誓った。

　沖縄・浦添キャンプでのここ数日は「力を入れないように。体で打てるように」とバットを構えた際の脱力を意識して打ち込み、調整を続ける。16日も浦添で練習を行ってから、宮崎入りする。

　いよいよ目前に迫った侍合宿合流。「ちょっと自分のスイングができなかった。WBCに向けてやっていければ」。最後まで余念なく調整し、世界との戦いに挑む。（青森　正宣）