アスレチックス藤浪がキャンプイン メジャー流1時間半の全体練習に「足りない部分は自分で」ウエートルーム直行

[ 2023年2月16日 05:55 ]

英語で同僚右腕ターノクと話す藤浪
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)は15日(日本時間16日)、アリゾナ州メサのキャンプ施設でバッテリー組のキャンプインを迎えた。午前10時からアップ、キャッチボール、守備練習、ランニングとわずか1時間半の全体練習で終わったメジャーキャンプについて「だいぶ短いな(苦笑)という印象があるので、これから中に入って自分でトレーニンしたい」とウエートルームに直行。「足りない部分は自分で自由に任されている。できる部分はあると思うのでしっかりやればいい」と、落ち着き払っていた。

 初日はパーカーとTシャツ姿での練習。背番号11のユニフォームを披露することはなかったが、11への思い入れについては熱く語った。「タイガース入団の時につけてみたいと思っていた番号。タイガースは永久欠番(故村山実投手)だった」と、11年越しの思いを明かすと「小学校、中学校で野球をやっていた時代のエースナンバーだった。ダルビッシュさん川上憲伸さんさんとか11番というイメージがすごく強くて格好いいなと思っていた」。憧れの番号でスタートできる喜びを口にした。

 キャッチボールではブレーブスから移籍してきた24歳の救援右腕フレディー・ターノク相手に力強いボールを投げ込んだ。終了後には鋭いカーブを投げるターノクに自ら英語で質問。「カーブいいね、すごいねみたいな感じで話したらいろいろ教えてくれました」。メジャー1年生らしからぬ英語力を早くも披露し「聞き取りはなんとかできるのであとは返すボキャブラリーだけ増やせていければ」と頼もしかった。

 キャンプ地での自主トレ期間中に既に2度のブルペン入りを果たしている右腕は「状態としては自分の『これくらい仕上げていきたいな』というくらいには仕上げてこれた。自分の思う中ではベストの状態」と状態は万全。キャンプ2日目の明日はブルペン投球の予定で首脳陣に最速162キロ右腕の実力を披露する。

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