阪神・中野　WBCへ準備万端！好守に2安打＆3打席連続出塁　「ここまで無事にやることができました」

練習試合   阪神16－1楽天 （ 2023年2月15日    沖縄・金武 ）

＜楽・神＞4回、安田の打球をさばいた中野は素早く二塁に送球（撮影・大森　寛明）
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　日の丸を背負う準備は整った。3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場する阪神・中野が楽天戦に「2番・二塁」で出場。第1打席から3打席連続出塁し、守備でも好プレーを見せるなど仕上がりの良さを示し、自身の春季キャンプを打ち上げた。

　「（対外試合）1試合目に非常にいい入りで、いい打席の内容で終わることができた。ここまで無事にやることができましたし、二塁の練習をたくさんすることもできた」

　第1打席は四球を選び、第2、3打席はいずれも追い込まれてから左前打。早いカウントなら引っ張り、追い込まれれば逆方向も意識するという、今キャンプで取り組んできた打撃を実践した。

　4回2死一、二塁の守備では安田の二遊間へのゴロをダイビングキャッチ。同じ侍ジャパンの湯浅のピンチを救った。右腕が、二塁の守備に慣れてもらうためにわざと打たせたという趣旨のコメントをしたことを振られると、ニヤリと笑った。

　「さっき湯浅自身からも聞きましたし、本当にそんなこと狙ってできたら凄いと思うんですけど（笑い）。まあでも自分も、左打者でフォークのサインも見えたので“二ゴロが来るかな”って予測はしていたんで」

　侍ジャパンでは、昨季までの本職の遊撃での起用も考えられるが「WBCに行ったらどっちのポジションをやるかわからないけど、任されたポジションでしっかりやるという準備だけは持って」と、与えられた任務を全力で果たす覚悟だ。この日の練習前の円陣では湯浅とともにナインらにあいさつし「世界一を獲って帰ってくる」と宣言。16日に宮崎入りし、17日の強化合宿から「侍モード」に突入する。（山添　晴治）