オリ優勝パレード30万人歓喜の御堂筋!! 史上初の夜開催、イルミネーション照らす幻想Vロード

[ 2022年11月4日 05:00 ]

御堂筋をパレードするオリックスナイン(撮影・後藤 大輝)
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 26年ぶりに日本一の栄冠をつかんだオリックスが3日、大阪・御堂筋で優勝パレードを実施した。「大阪・光の饗宴2022」の点灯セレモニーに参加した後、中嶋聡監督(53)と選手会長の吉田正尚外野手(29)が乗ったオープンカーを先頭に約700メートルを行進した。御堂筋パレードは05年の阪神以来で、夜の開催は初めて。のべ約30万人のファンがリーグ連覇と日本一を祝福し、大阪の街が光と笑顔で輝いた。

 ライトアップされた御堂筋を日本一の選手たちが行進した。久太郎町3交差点から新橋交差点までの約700メートル。ファンに手を振り、1年間応援を続けてくれたことに感謝した。

 先頭1号車に乗り込んだ中嶋監督は「たくさんの方が来てくれて本当にうれしいですね。大阪を本拠地としていて、その大阪でパレードができてよかった。終わったばかりでまだ来年のことは考えられないですし、今日は楽しみました」と感無量の様子。終了後に、きょう4日からスタートする秋季キャンプ地の高知に向かい、このパレードまでは頂点に立った余韻に浸っていたかった。

 快晴の天候に恵まれ最高気温も20度を超えた。昼はダウンタウンやコブクロなどでも盛り上がったが、間違いなくオリックスも主役だ。2号車の山本は「最高の景色でした。来年もまた、ぜひここでみんなでパレードできたらと思います」と興奮気味で、杉本も昇天ポーズを披露した。

 「大阪・光の饗宴2022」が始まり、午後5時30分に御堂筋のイルミネーションが今年初点灯。日は落ちて薄暗く、大阪市の都心部を南北に走るメインストリートにカラフルな光がアーケード状に浮かび上がった。同40分に出発。4台のオープンカーと2台の観光バスは監督とコーチ、選手の計45人を乗せて約30分かけてゆっくりと走行した。

 コロナ下で沿道のファンは大きな声を出さずタオルなどネーム入りグッズや吉田正の応援スタイルでおなじみとなった“ダンベル”を高く掲げて振った。多くの選手がグラウンドでは見せない表情で応え、逆に車から写真を撮るなど、みんな楽しんでいた。

 御堂筋でのプロ野球の祝賀パレードは59年の南海、03年と05年の阪神に続く4度目の開催で、夜は今回が初めてだ。大勢のファンが両サイドにつくった“Vロード”は幻想的に映った。

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