阪神・石井に岡田監督「ストレート見たら分かるやろ」外角高め直球を絶賛 連日ブルペンで最多86球

[ 2022年11月4日 05:15 ]

ブルペンで投げ込む石井(撮影・大森 寛明)
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 2年目の阪神・石井が、岡田監督のお眼鏡にかなう直球を投げ込んでアピールに成功した。2日連続のブルペン入りで86球と前日の105球と合わせて投手陣では最多の投げ込み。共通テーマになっている外角高めへの直球の威力に、視察していた指揮官の目も留まった。

 「石井はいいなぁ。ボールのキレというか。ストレートだけでも見たら分かるやろ?生きたストレート言うたらおかしいけど」

 称賛の言葉を伝え聞き、「第一印象は凄く大事。そう言っていただけて凄くうれしい」と頬を緩めた。今秋の課題を直球の球速増に置く。「絶対値も上げたいし、アベレージも。(将来的に)155キロぐらいまでは投げられるようになりたい」とグレードアップへ余念はない。

 2年目の今季は開幕1軍入りを果たし、防御率0・75と安定感を誇示したものの、8月上旬以降は昇格できなかった。2年連続で18試合登板にとどまり、3年目の来季はブルペンの一員としてシーズン完走が目標だ。

 岡田監督は僅差劣勢の場面で逆転への流れを呼び込むリリーフも求める。「湯浅とか浜地がいいところで投げて自分は悔しい思いをした。(勝ちパターンで)投げないと長生きできない」。同じ独立リーグ出身の湯浅の活躍も刺激に飛躍への準備をこの秋に整える。(遠藤 礼)

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2022年11月4日のニュース