中日ドラ7　日本新薬・福永、2安打で大勝呼んだ「貢献できて良かった」

第47回社会人野球日本選手権第5日・1回戦   日本新薬8―0宮崎梅田学園 （ 2022年11月3日    京セラD ）

＜日本新薬・宮崎梅田学園＞7回2死三塁、日本新薬・福永は右越え適時二塁打を放つ（撮影・平嶋　理子）
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　1回戦3試合があり、日本新薬は中日からドラフト7位指名された福永裕基内野手（26）が7回の適時二塁打を含む2安打で貢献し、2大会連続で2回戦へ進んだ。三菱重工Westは新人の竹田祐投手（23）が今大会一番乗りで完封し、4大会ぶりに初戦突破。昨年準優勝の三菱重工Eastは汐月祐太郎外野手（29）の先制打から打線がつながり、12安打11得点で8回コールド勝ちした。

　持ち味である逆方向への長打で、試合の行方を決定づけた。リードを4点に広げた7回、なお2死三塁。日本新薬・福永がフルカウントからの外角スライダーを振り抜くと、打球はあっという間に右中間を破った。「序盤は硬さがありましたが、タイムリーも出て貢献できて良かったです」。9回無死一塁でも中前打を放ち、2安打1打点。大勝したチームとともに、幸先良いスタートを切った。

　2度のドラフト指名漏れを経験し、NPB挑戦の最終年と位置づけた4年目の今季。支配下では全体最後となる69番目で中日から7位指名された。

　「諦めそうになる気持ちがありましたが、その分、喜びも大きかった。最後に選んでいただき、余計に価値があると考えています」

　あす5日は今夏都市対抗優勝のENEOSと激突。3月の東京スポニチ大会での対戦では2本塁打3打点が残る。「優勝チームなので自信を持ってくると思いますが、自分も良いイメージを持って試合に入ります」。最高の仲間たちと一日でも長い秋を目指す。　（森田　尚忠）