日本ハム ドラ3加藤豪将の入団内定 今季メジャー初昇格した逆輸入内野手 新庄監督が熱望して指名

[ 2022年11月4日 06:13 ]

加藤豪将
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 日本ハムが今秋ドラフトで3位指名した加藤豪将内野手(28=メッツ傘下3Aシラキュース)の入団が内定したことが分かった。

 加藤は25日(日本時間26日)に所属するメッツ傘下3Aシラキュースを自由契約。これで日本ハム入団に向けての支障がなくなり、稲葉篤紀GMも「「リリース(自由契約)したということは動いていけるということ。まずは第1段階。来てくれることを祈っている」と入団交渉に向けて動いていく考えを示していた。

 加藤はドラフト後に自身のツイッターに「指名していただき、驚いているとともに、とても光栄に思います。今後の事に関しては周囲と相談し、しっかり考えたいと思います」とつづっており、この日までに日本ハムでプレーする意思を固めた。

 加藤は米カリフォルニア出身で、現地の学校でプレーし、13年ドラフト2巡目(全体66番目)でヤンキース入り。過去に日米両方でドラフト指名を受けたのは、09年にパドレスから18巡目指名を受け、10年にロッテから6位指名を受けてロッテ入りした藤谷周平しかおらず、史上2人目となる。だが、藤谷は米国では契約しておらず、加藤は米ドラフト指名を受けメジャー昇格した選手として、初の日本プロ野球のドラフト指名者となった。

 ドラフトを経ていない海外プロ日本選手の入団には指名が必要なため、過去にメジャー経験のある日本人選手が指名を受けるのは、02年ドラフト2巡目でオリックス入りしたマック鈴木、04年ドラフト4巡目で日本ハム入りしたマイケル中村、07年の大学・社会人ドラフト1巡目指名で日本ハム入りした多田野数人以来15年ぶりとなった。

 プロ10年目の今季は、ブルージェイズの一員として初のメジャー昇格を果たして開幕ベンチ入りも、その後はメジャー40人枠から外されマイナー降格。メッツ移籍後も一度はメジャー昇格したが、出場機会のないまま再び40人枠を外れていた。内野全守備位置に、外野経験もある万能型で、新庄監督も大きな期待を寄せている。

 ◇加藤 豪将(かとう・ごうすけ)1994年(平6)10月8日生まれ、米カリフォルニア州出身の28歳。ともに日本人の両親の仕事の関係で5歳だった00年に渡米。13年ドラフト2巡目(全体66番目)でヤンキース入り。マーリンズ、パドレスを経て昨オフにFAでマイナー契約を結んだブルージェイズで今季メジャーデビュー。今年5月にメッツ移籍。1メートル85、90キロ。右投げ左打ち。

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2022年11月4日のニュース