広島・堂林、長打力アップへ体重100キロ計画 本塁打少ないチーム救う

[ 2022年11月4日 05:00 ]

走塁練習をする堂林(撮影・河合 洋介)
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 広島・堂林が長打力向上を目指して「体重100キロ計画」に取り組んでいると明かした。今季開幕時の93キロから増量し、現時点で自己最高の97キロ。来春キャンプインまでに大台到達を目指している。

 「どうなるか分からないけど、体重を増やして、出力を上げないと遠くに飛ばない。そういう意味での挑戦」

 主砲の鈴木が大リーグに移籍した今季、外国人のマクブルームを除けば「右の長距離砲」が不在だった。チームは、12年以来10年ぶりに100本塁打を下回るリーグ4位の91本塁打。長打力を長所とする林や新人の末包が伸び悩む現状を好機とし、堂林が「長打枠」を奪おうとしている。

 「チームの本塁打数が少ないと言われている。何とか少しでも力になれればと思う」

 今オフはウエートトレに多くの時間を割き、筋肉量を増やすことで増量に励んでいる。「一番の土台となる足から上半身に(力を)伝えられるようにしたい」。12年と20年に自己最多14発を記録し、今季も規定打席未満の274打席でも8本塁打と随所で一発長打を見せた。増量で蓄えた力強さをバットに伝えるべく、今秋キャンプでは「振り込んだり(テーマは)全てです」と打力向上を見据える。

 キャンプに参加する35選手の中では最年長。「最年長と言っても31歳。やるべきことをやれば、見ている人も何か感じることが出てくると思う。そういう自覚を持ってやる」。若手に交じれば、打力、体のたくましさ、がむしゃらさで自然と目立つはず。秋から首脳陣に鮮烈な印象を残すつもりでいる。(河合 洋介)

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