オリ宮城、侍強化試合へ御堂筋から東京直行　「佐々木朗にフォーク聞きたい」さらなる飛躍へ

御堂筋をパレードする（左から）宮城、中川圭、宗（撮影・岸　良祐）
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　沿道に詰めかけた大観衆の祝福を受け、オリックスの高卒3年目コンビが決意を新たにした。

　宮城は先頭から4台目ベンツCクラスの助手席から、紅林は2階建てのバスから手を振った。パレード後、宮城は、あす5日から始まる侍ジャパン強化試合に向けて東京へ、紅林は秋季キャンプのため高知へ、それぞれ旅立った。

　日の丸を背負う自覚とともに、宮城はさらなる飛躍の絶好機と捉えた。「同級生の佐々木朗希にフォークについて聞きたい。（吉田）正尚さんも“真っすぐの軌道からカクンと落ちる”と話していた。落ちる球は大事」。“令和の怪物”から盗み、現役引退した能見から伝授された宝刀に磨きをかける狙いだ。

　紅林も呼応し、休む間もなく鍛え直す構え。今季も正遊撃手として130試合に出場。打率・224、6本塁打、32打点ながら、日本シリーズでは打率・296と勝負強さを発揮した。「今までは中嶋監督にいただいたポジション。自分の力で結果を残して、いつか主軸を任せてもらえるように」と力を込めた。