報徳学園、10年ぶり近畿決勝 絶好調の3、4番が止まらない

[ 2022年11月4日 06:00 ]

秋季高校野球近畿大会 準決勝   報徳学園9―5智弁和歌山 ( 2022年11月3日    紀三井寺 )

<智弁和歌山・報徳学園>9回無死、報徳学園・石野は左越えにソロ本塁打を放ち笑顔で生還(撮影・奥 調)
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 秋季高校野球の近畿大会は準決勝2試合があり、昨年優勝の大阪桐蔭(大阪1位)は龍谷大平安(京都3位)に5投手の継投で競り勝ち、93~94年のPL学園以来の連覇に王手をかけた。報徳学園(兵庫1位)は智弁和歌山(和歌山1位)に打ち勝ち、10年ぶりに決勝へ進んだ。

 絶好調の3、4番が止まらない。報徳学園の来秋ドラフト候補に挙がる「3番・捕手」の堀柊那(2年)が4打数3安打3盗塁で今大会通算14打数10安打。「4番・右翼」の石野蓮授(2年)も9回に県大会決勝から4戦連発の左越えソロを放って10年春の近畿大会以来12年半ぶりに智弁和歌山を破り、「3番が塁に出てくれるので、僕が返さないといけない気持ちが結果に出ている」とうなずいた。

 大阪桐蔭との秋季近畿大会決勝での対戦は06年以来。この時は近田怜王(現京大監督)が2安打1失点完投で圧倒した。「周りは大阪桐蔭が強いと思っているかもしれませんが、相手を上に見ることなく、自分たちの野球をすれば必ず勝てる」と自信をのぞかせた。

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2022年11月4日のニュース