楽天ドラ2の鷺宮製作所・小孫 直球勝負も決勝打浴び「ああいう場面で投げれないと上では通用しない」

[ 2022年11月4日 17:57 ]

社会人野球日本選手権2回戦   東芝1―0鷺宮製作所 ( 京セラD )

<社会人野球日本選手権 東芝・鷺宮製作所>試合に敗れ、肩を落とす鷺宮製作所・小孫(撮影・後藤 大輝)
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 鷺宮製作所(関東・東京)は、東芝(関東・神奈川)との投手戦に競り負け、2回戦敗退。楽天からドラフト2位指名された右腕・小孫竜二投手が9回に1死満塁から決勝打を浴びた。

 「(カウントが)ツースリーになった時点で、最後は真っ直ぐでいってやろうという(気持ちでいた)。もし、変化球のサインが出ても、自分は首振って真っ直ぐで攻めてやろうと思っていた。外の真っ直ぐを投げて、それが真ん中に入った。ああいう場面で投げれないと上では通用しない」

 両チーム無得点のまま迎えた9回、2安打と四球で背負った1死満塁。5番・大庭樹也内野手にフルカウントから投じた7球目の148キロ直球を、詰まりながらも右前へ運ばれた。

 先発左腕・野口亮太投手が7回1安打無失点の好投。小孫は後を受けて8回から登板し、最速は155キロを計測。ヤクルトから1位指名を受けた東芝・吉村貢司郎投手と投げ合い、「こういうしびれる対決は自分の中でもすごく楽しかった。でも、吉村はああいう場面で抑えた。そこが自分との実力の差なのかなと思います」と振り返った。

 3年間の社会人野球生活を「1年目から苦しい思いもしてきましたし、都市対抗も選手権も出場することができて、優勝することは出来なかったですけど、みんなと一緒に野球ができてよかった」と振り返り、「球団を引っ張れるピッチャーになりたい。チームに必要とされる選手になりたい」と次のステージでの目標を掲げた。

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2022年11月4日のニュース