アストロズが敵地で王手 バーランダーはWS9度目の先発で初勝利

[ 2022年11月4日 13:06 ]

ワールドシリーズ初勝利を挙げたアストロズのバーランダー(AP)
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 ワールドシリーズの第5戦が3日にフィラデルフィア(ペンシルベニア州)で行われ、アストロズ(ア・リーグ西地区1位)が3―2で地元のフィリーズ(ナ・リーグ東地区3位)を下して3勝2敗。5年ぶり2回目の優勝に敵地で王手をかけた。

 先発したジャスティン・バーランダー(39=今季18勝4敗)は5回まで94球を投げて4安打、1失点。タイガース時代を含めワールドシリーズ通算9回目の先発で初勝利を挙げた。

 3回目のサイ・ヤング賞が確実視されているバーランダーはこの日を迎えるまでワールドシリーズを除くプレーオフでは通算15勝5敗で防御率3・04。しかしワールドシリーズでは苦闘が続き、今年の第1戦を含めて8回の先発で0勝6敗、防御率は6・07だった。

 アストロズでは2番・遊撃の新人ジェレミー・ペーニャ(25)が3回のソロ本塁打を含む3安打で2打点。ワールドシリーズで新人の遊撃手が一発を記録したのはこれが初めてとなった。

 ワールドシリーズでは2勝2敗で迎えた第5戦に勝ったチームが過去64回中45回、シリーズを制しており、アストロズの“V率”は70・3%となった。

 前日に継投によるノーヒッターを喫したフィリーズは1点を先行された初回にカイル・シュワーバー(29)がバーランダーから右越えに先頭打者弾を放って同点。1―3で迎えた8回にはジーン・セグーラ(32)のタイムリーで1点差に迫ったが、試合全体では6安打しか記録できず1点差で敗れた。

 <ワールドシリーズ成績>
 ▼第1戦(10月28日=ヒューストン)
○フィリーズ6―5(延長10回)●アストロズ
 ▼第2戦(10月29日=ヒューストン)
○アストロズ5―2●フィリーズ
 ▼第3戦(11月1日=フィラデルフィア)
○フィリーズ7―0●アストロズ
 ▼第4戦(11月2日=フィラデルフィア)
○アストロズ5―0●フィリーズ
 ▼第5戦(11月3日=フィラデルフィア)
○アストロズ3―2●フィリーズ
 ▼第6戦(11月5日=ヒューストン)
 ▼第7戦(11月6日=ヒューストン)

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