三菱重工West竹田、完封一番乗り!!「勝利に貢献できてうれしい」

[ 2022年11月4日 06:00 ]

第47回社会人野球日本選手権第5日・1回戦   三菱重工West5―0JFE西日本 ( 2022年11月3日    京セラD )

<JFE西日本・三菱重工West>JFE西日本に完封勝ちし、ガッツポーズをする三菱重工West・竹田(撮影・平嶋 理子)
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 1回戦3試合があり、三菱重工Westは4大会ぶりに初戦突破した。新人の竹田祐投手(23)が8三振を奪い、今大会一番乗りで完封勝利を挙げた。昨年準優勝の三菱重工Eastは汐月祐太郎外野手(29)の先制打から打線がつながり、12安打11得点で8回コールド勝ちした。日本新薬は中日からドラフト7位指名された福永裕基内野手(26)が7回にダメ押しの適時二塁打。先発した岩本貴照投手(27)は7回を1安打零封した。

 プレーボール直後から三菱重工West・竹田が快投を予感させた。先頭・鳥井凌への3球目。自己最速を1キロ上回る150キロを計測した。

 「初回からチームに勢いをつける投球をしたかった。勝利に貢献できてうれしい」

 課題の立ち上がりを2奪三振で3者凡退に退けると、6回2死まで完全投球を演じた。常時140キロ台後半をたたき出した直球に加え、縦横に曲がる2種類のスライダーと90キロ台のスローカーブが奏功。二塁を踏ませず、2安打で完封した。

 履正社では安田(現ロッテ)と同期のエースとして3年選抜で準優勝。明大では通算11勝ながら21年ドラフトは3位以上を希望していたこともあり、指名漏れした。翌朝に掲載された自身が会見場を去る写真を今もスマートフォンに保存。「モチベーションを上げたい時に見る」という悔しさも原動力だ。祖母・東代子さんの誕生日に快投し、「おばあちゃんのためにも何としても勝ちたかった」と最高の笑顔を浮かべた。 (森田 尚忠)

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2022年11月4日のニュース