オリックス トリプルショック…初戦黒星発進、由伸64球緊急降板、村上にも一発浴びる

[ 2022年10月22日 22:22 ]

SMBC日本シリーズ2022第1戦   オリックス3-5ヤクルト ( 2022年10月22日    神宮 )

日本シリーズ第1戦の5回、打者・キブレハンの時、治療でベンチに戻りそのまま降板する山本(撮影・沢田 明徳)
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 SMBC日本シリーズ2022が22日、神宮球場で開幕。オリックスは初戦を3-5でヤクルトに敗れた。

 必勝を期してエース山本が先陣を切ったが、アクシデントに見舞われた。初回、オスナに2点適時二塁打を浴びて先制を許すと、同点となった3回には塩見に勝ち越しソロを献上。2度もリードを許す山本らしからぬ投球となった。さらに4回には先頭・オスナにも左中間席へ運ばれた。1試合2被弾は、2020年8月11日のソフトバンク戦以来、自身4度目。802日ぶりという珍しい記録でもあった。

 そして5回に悪夢が待っていた。先頭の代打・キブレハンの打席で、3球目を投じた際にストップ。山本はトレーナーと一緒にベンチに引き揚げ、そのまま2番手・比嘉と交代した。5回途中、4安打4失点、64球での緊急降板となった。

 山本は18年6月8日以来、2度目の神宮球場での登板で、1597日ぶりだった。20日には実際のマウンドに立って高さや堅さ、景色などを確認して、不安は口にしなかったが、まさかの緊急降板となった。球団は、試合中に経緯を説明。「左わき腹をつったような感覚を訴えたため、大事を取っての途中交代」との説明を発表した。

 打線も2回に紅林の適時打などで2点を奪ったが、その後沈黙。8回にようやくT―岡田の適時打で1点を返したが、反撃はここまで。9回の一打同点のチャンスも逃し、初戦は黒星発進となった。反対に8回には、平野佳が村上に一発を浴びて、相手を勢いづけてしまう痛恨被弾ともなった。

 山本は今季、15勝、防御率1・68、勝率・750、205奪三振の好成績で、史上初の2年連続投手4冠に輝いた最強右腕。今後、日本シリーズの登板回避となればオリックスには痛手となるだけに、予断を許さない。

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