イチロー氏が「すごく一緒に戦っていたい選手なんじゃないか」と想像した選手は? プロスピA

[ 2022年10月22日 16:30 ]

イチロー氏(AP)
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 コナミデジタルエンタテインメントは21日、モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA」において、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(48)が選んだレジェンドOBが登場するスカウト「イチローセレクション」をスタートしたと発表した。

 12球団のOB、レジェンドたちを各球団1人ずつ選出。公開されたYouTubeの動画「イチローが12球団のレジェンドOB選手を語る【イチローセレクション】」(https://www.youtube.com/watch?v=rifMNBPWdiA)では、その理由についてイチロー氏らしく説明した。

 日本ハムからは張本勲氏を選んだ。張本氏はプロ野球記録の3085安打を記録。イチロー氏が日米通算で4367安打を放っているが、それまでは前人未到の記録とされていた。張本氏がプレーしていた当時について「見ていないです」と語ったが、有名な1枚の写真について、思いを巡らせた。「王選手のあの756号の時に、後ろでジャンプしているのが張本さんで、世界記録とはいえ、人の記録であんな表現ができるのって、めっちゃいい人なんだなと思う。チームメートとしては、すごく一緒に戦っていたい選手なんじゃないかなって。あの写真を見て想像するわけですよね」と語った。

 張本氏とは「技術的な話はないですね」と話したが、ある思い出を口にした。「僕が(オリックス時代の94年に)210本打った翌年、95年の東京ドームでのオープン戦だったと思うんですけど。(張本氏が)トコトコいらっしゃって、バッティング練習中の僕のところに。“連続首位打者の記録、3085安打をお前が超えるんだ”っておっしゃったんですよ」と語った。「すごいインパクトあったんですよ。まだ1年しかやっていない僕にね、そんなことを。うれしかった」と続けた。イチロー氏が3085安打を超えた2009年、その節目の時に張本氏はシアトルを訪問した時に、そのエピソードを伝えたという。イチローさんは「その時に張本さんに話をしたら、全然覚えてないんですよ。ずっこけましたけどね」と言って笑わせていた。

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