オリックス・由伸 負傷か?64球で緊急降板 1597日ぶり神宮登板で悪夢 802日ぶり1試合2被弾も

[ 2022年10月22日 20:31 ]

SMBC日本シリーズ第1戦   オリックスーヤクルト ( 2022年10月22日    神宮 )

日本シリーズ<ヤ・オ>5回、緊急降板する山本(中)(撮影・岡田 丈靖)
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 SMBC日本シリーズ2022が22日、神宮球場で開幕。オリックスの山本由伸投手(24)が第1戦に先発したが、緊急降板するアクシデントに見舞われた。

 初回、オスナに2点適時二塁打を浴びて先制を許すと、同点となった3回には塩見に勝ち越しソロを献上。2度もリードを許す山本らしからぬ投球となった。さらに4回には先頭・オスナにも左中間席へ運ばれた。1試合2被弾は、2020年8月11日のソフトバンク戦以来、自身4度目。802日ぶりという珍しい戦績だ。

 そして5回、先頭の代打・キブレハンの打席で、3球目を投じた際に捕手・若月がベンチを呼んでストップ。山本はトレーナーと一緒にベンチに引き揚げ、そのまま2番手・比嘉と交代した。何らかのアクシデントがあった模様だ。5回途中、4安打4失点、64球での緊急降板となった。

 神宮球場での登板は、18年6月8日以来、2度目。当時は中継ぎ投手で1イニングに登板したのみで、この日は1597日ぶりの神宮登板だった。20日には実際のマウンドに立って高さや堅さ、景色などを確認し「大きい問題は感じなかったですし、ゲームの中で微調整しながらアジャストしていきたい」と不安は口にしなかった。

 今季は15勝、防御率1・68、勝率・750、205奪三振の好成績で、史上初の2年連続投手4冠に輝いた。ここまでポストシーズンも4戦無敗だが、昨年の日本シリーズは2度の登板で勝利投手になれず、モヤモヤした思いも消えなかった。シリーズ初勝利を目指し、三度目の正直でマウンドに上がっていた。

【オリックス・山本の昨年の日本シリーズVTR】
 11月20日の第1戦で先発したが、6回を5安打1失点で降板。ヤクルト打線に粘られ、6回で112球まで達したことも降板理由で、勝利投手にはなれなかった(試合はオリックスのサヨナラ勝ち)。また、同27日の第6戦でも先発。9回6安打1失点で、141球、11奪三振の力投を見せたが、ここでも勝利投手にはなれなかった(試合は延長12回にヤクルトが勝ち越し、日本一を決める)。

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