DeNA5年ぶりファイナルS進出ならず 6季連続2位チームが下克上許す 宮崎先制ソロも…痛恨逆転負け

[ 2022年10月10日 17:19 ]

セCSファーストステージ第3戦   DeNA2―3阪神 ( 2022年10月10日    横浜 )

セCS1<D・神>CSファイナルステージ進出を逃して肩を落とすDeNAナイン(撮影・北條 貴史)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは10日、横浜スタジアムで第3戦が行われ、レギュラーシーズン2位のDeNAが同3位の阪神に2-3で敗戦。2017年以来5年ぶりのファイナルステージ進出はならなかった。阪神が勝利したことにより、一昨年の中止を挟み、6シーズン続けてシーズン3位チームがファイナルS進出となった。

 第1戦で6安打零敗。敗れればCS敗退が決まる崖っ縁に追い詰められた第2戦では辛勝し、引き分けでもファイナルステージ進出が決まる第3戦へとつないだが、自慢の強打線が3試合で6安打0点、5安打1点、5安打2点と封じられ、最後も1点に泣いた。

 先発の浜口は、四球を与えながらも3回まで無失点で抑えた。しかし、2―0の4回2死から佐藤輝にバックスクリーン右へのソロを被弾。6回には先頭の北條に左翼線二塁打された後、続く近本にもフェンス直撃の右越え二塁打を許し、同点になったところで5回0/3を4安打2失点で降板となった。2番手には右腕・入江がマウンドへ。無死二塁の場面で大山を捕邪飛に抑えるも、続く原口に左前適時打され、勝ち越しを許した。

 打線は、2回に先頭の宮崎が、阪神先発・才木の高め149キロ直球を右翼席へ叩き込んで幸先よく先制。3回には関根が1死から四球で出塁、楠本が右前打を放って1死二、三塁とチャンスを広げると、才木の暴投で三走・関根が生還した2点目を奪った。6回には桑原がセンター方向への良い当たりを放ったものの、近本の好守に阻まれた。阪神の強力なリリーフ陣たちに要所を抑えられ、結局、4回以降は得点を奪えず。9回は1死満塁の好機を築いたが、山崎の代打で打席に立った藤田が併殺打に倒れ試合終了。無念のファーストステージ敗退となった。

 今季10年ぶりに古巣へ復帰した40歳の懸命のヘッドスライディングは届かず。しばらく立ち上がれなかった藤田をオースティンが抱きかかえ引き揚げる姿に、ハマスタからは大きな拍手が送られた。

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