DeNA三浦監督 9回の代打・藤田は「経験というものにね」牧の雄叫び打「思いが乗り移ったヒット」

[ 2022年10月10日 19:15 ]

セCSファーストステージ第3戦   DeNA2―3阪神 ( 2022年10月10日    横浜 )

<D・神>9回、安打を放ち雄叫ぶ牧(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAの2022年シーズンが幕を閉じた。三浦大輔監督(48)は1点を追う9回1死満塁の場面で、今季10年ぶりに古巣に復帰した40歳のベテラン藤田を代打に送る采配を見せたが二ゴロ併殺で試合終了となった。1勝1敗で迎えた第3戦。引き分けでもファイナルステージに進出できる条件の中、自慢の強打線が3試合で6安打0点、5安打1点、5安打2点と封じられた。

 三浦監督は試合後、同点どころかサヨナラのチャンスの場面での藤田の代打起用について「藤田の経験というものにね。本当に全員が準備してくれてましたし、あそこで藤田もしっかり準備して思いきっていった結果ですから」と声を絞り出した。

 三浦監督との一問一答は以下の通り。

 ――1点の差は監督自身ははどう受け止めているか。

 「いや受け止めるも何も、終わりましたから。足らなかったんでしょうね。そこは監督として足らない部分が多々あったと思います。今日の1点もそうですし、神宮で胴上げで見た1点も、1点以上のものがあったと思います。まだまだ足らない部分があると思います」

 ――序盤で畳みかけたかったのが一つのポイント?

 「今日の試合ですか?試合はね、いろいろポイントはありましたけれど、まあ選手たちは本当にね、必死にやってくれましたよ。その中でもう1点、もう1点というところ。9回取れなかったですけど、よくやってくれました」

 ――いろんな場面あるが、9回に牧が粘ってヒット。

 「いやもう本当にベンチの思いもそうですし、スタンドのファンの方の思い、乗り移ったヒットだと思います。誰一人最後まで諦めることなく、確かに点は取れなかったですけど、チャンスをつくって、形をつくれて、もう1本出なかったですけど、精いっぱいやった結果だと思います」

 ――最後、(代打の)藤田は勝負強さと切り札としてのところでの起用か。

 「その通りです。藤田の経験というものにね。本当に全員が準備してくれてましたし、あそこで藤田もしっかり準備して思いきっていった結果ですから…結果です、はい」

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