「黄金のつぼがあって、元々大きかったけど更に大きくなる」キャッシュマンGMがジャッジとのFA交渉描写

[ 2022年10月10日 10:00 ]

62号を放ったジャッジ(AP)
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 9日(日本時間10日)、ヤンキースタジアムでの会見で、ブライアン・キャッシュマンGMが、このオフにフリーエージェント(FA)の資格を得るアーロン・ジャッジ(30)について語った。MLB公式サイトが報じている。

 「体に問題がないときは、いつもすごい数字を残してきた。ここ数年は健康で、特に今季は素晴らしかった。本塁打記録への挑戦に球界全体が魅了された。私たちの業界やファンへの、彼からの素晴らしい贈りものだった」と称賛。シーズン前、キャッシュマンGMはジャッジに7年2億1350万ドルの大型契約をオファー、年俸にして3050万ドルはヤ軍の野手としては史上最高額だったが、ジャッジは首を縦に振らなかった。今、彼の価値はうなぎ上り、球団OBのアレックス・ロドリゲス氏は年俸5千万ドルと推測している。

 キャッシュマンGMは「黄金のつぼが待っている。どれくらい重いかはわからないけど、それは疑いがない。彼にとって良いこと。元々大きなつぼだったけど、更に大きくなっていく。今の彼にはたくさん選択肢がある。もちろん我々はその話し合いで勝利を得たい。もう一度聞きたければ重ねて言うけど、アーロン・ジャッジにはニューヨーク・ヤンキースに戻ってきてもらいたい」ときっぱり。獲得競争のライバルはジャイアンツ、ドジャーズ、メッツ、レッドソックスといったところか。「70年代にフリーエージェント制度が始まって以来、選手は球団を移籍してきている。我々はキープしたい選手のために戦い、うまく行った時もあれば、うまく行かなかったこともあった。我々はよそから選手を獲得しようとしたこともあって、それも成功したり失敗したりだった。そういう経緯をたどっている。またその日が来るということ」と説明していた。

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2022年10月10日のニュース