オリックス、CSファイナルS“ジョーカー”は山岡 先発もちろんロングリリーフも適性ばっちり

[ 2022年10月10日 05:00 ]

第4戦に先発するオリックス・山岡
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 オリックスは12日からのファイナルSでレギュラーシーズン最終戦まで優勝を争ったソフトバンクを本拠地に迎え撃つことが決まった。最大6試合の短期決戦。ジョーカー役として期待されるのが山岡だ。「言われたところで投げるだけです」。短い言葉に強い決意をにじませた。

 頂点に立つために、場所は選ばない。今季は22試合で6勝8敗、防御率2・60。6月24日のロッテ戦で4年ぶりの完封を飾るなど前半戦は防御率1点台の好調を誇った。球宴後に新型コロナ感染、後半戦は6度の先発で未勝利だったが、8日の紅白戦では白組の4番手で登板し、2回無失点と上々で、復調を印象づけた。

 CSでは絶対エースの山本、宮城を軸に相性なども考慮した起用が見込まれる。山岡は先発はもちろん、ロング救援を含めたリリーフ適性も高い。19年プレミア12では中継ぎとして侍ジャパンの世界一に貢献。右肘手術から復帰した昨年11月25日のヤクルトとの日本シリーズ第5戦は救援勝利を挙げるなど経験も引き出しも備える。

 「去年(の日本シリーズ)は経験できたことはうれしいけど、今年は全く違う感じになると思う。今年は今年でやっていけたら」。背番号19が投手陣の切り札になる。(湯澤 涼)

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2022年10月10日のニュース