日本ハムOBの柴田保光氏が死去 65歳 平成初のノーヒットノーランを達成

[ 2022年10月10日 17:42 ]

1990年4月25日、近鉄戦でノーヒットノーランを達成した日本ハムの柴田保光氏
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 日本ハムは10日、球団OBの柴田保光氏が9日午後5時30分ごろ、埼玉県内の病院で不整脈のため死去したと発表した。65歳だった。

 通夜は13日、告別式は14日にシティホール清瀬(東京都東村山市青葉町1―22―3)で、家族葬で営まれる(一般の弔問は辞退)。喪主は妻晴美さん。

 柴田氏は1957年(昭32)8月20日生まれ、長崎県出身。島原農―丹羽鉦電機―あけぼの通商を経て78年ドラフト2位で西武に入団。83年オフに江夏豊との1対2のトレードで日本ハムに移籍した。85年に11勝を挙げて台頭。翌86年は14勝、90年は12勝と、右肘血行障害の手術を乗り越えながら3度の2桁勝利をマークした。

 90年4月25日の近鉄戦(東京ドーム)でノーヒットノーランを達成。平成の元号になって初めての達成者となった。

 94年の春季キャンプ前日、ランニング後に虚血性心疾患で倒れ緊急入院。懸命のリハビリも復帰のゴーサインが出ず、その年限りで現役引退。通算84勝97敗13セーブ、防御率3・49。95~97年には日本ハムで投手コーチを務めた。

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