頂点を極めた者同士、元同僚バーランダーとカブレラの絆

[ 2022年4月25日 08:30 ]

通算3000安打を達成したカブレラ(AP)
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 アストロズのジャスティン・バーランダー投手(39)が、9年半タイガースで同僚だった3千本安打のミゲル・カブレラ(39)について、翌日、記者たちに話した。MLB公式サイトが伝えた。

 前日に祝福のテキストを送っていたそうで、「とても嬉しそうだった。それが自分にとっても嬉しい」と微笑む。「彼のチームメイトであったことは本当に特別。最高の選手のプレーをこの目で直に見ることができた。信じられないプレーがいくつもあった。新しい選手がチームに来て数週間経つと、良い選手だというのは知っていたけど、思っていたよりはるかにすごかったと同じ感想を漏らしていたのを思い出す」と振り返る。

 バーランダーはタイガースに05年から17年終盤アストロズにトレードされるまで在籍、カブレラは08年のシーズン前にマーリンズからトレードされてきた。同年齢の2人は全盛期も一緒だった。バーランダーは11年ア・リーグのMVPとサイヤング賞を同時受賞。カブレラは12年、13年とMVPを連続受賞。加えて11年のバーランダーは勝ち星、防御率、三振奪取の投手の三冠王、カブレラは12年に打者の三冠王だった。バーランダ―は今季トミージョン手術から復帰、45歳までプレーしたいと考えている。カブレラはそれよりは早く引退しそうだが、17年から3割を切っていた打率が今季は・319と好調だ。「彼はプレッシャーがあった方が良い成績を出せる。3千本まで結構あるとなったら、打者の中には時間がかかってしまう者もいるが、彼の場合は加速する。彼が今3割を打っているのは偶然ではない」と称えた。そう説明したところでバーランダーの携帯が鳴った。カブレラからの電話だった。

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