G・G・佐藤が8年ぶり現役復帰の経緯を明かす「ファイナル・キモティー!を言いたい」

[ 2022年4月25日 19:47 ]

G.G.佐藤
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 独立リーグのBC埼玉で8年ぶりに現役復帰を発表したG・G・佐藤外野手(43)が25日、スポニチの取材に経緯や思いを明かした。

 現在は主にトラバース社の副社長と野球解説者の「二刀流」で活躍している。ロッテから戦力外となった14年限りで現役を引退したが、なぜこのタイミングで独立リーグで現役に復帰することになったのか。

 「実はロッテでチームメートだった埼玉武蔵ヒートベアーズの角晃多監督から、試合のスポンサーにならないかという提案をいただいたんです。独立リーグを盛り上げたいという思いもあったので、“ぜひ、やりましょう!”となりました」

 トラバース社の冠スポンサーマッチを開催するにあたって、球団側と「せっかくなら何か盛り上がることができないか」と企画について協議を重ねた結果、現役復帰という異例のプランが浮上したという。

 「もちろん、BCリーグでプレーする選手たちは人生を懸けて野球に取り組んでいることは理解しています。。その邪魔をすることなく、迷惑にならない範囲で“一日限定”という形で現役としてプレーさせてもらうことになりました」

 4月25日付で正式に選手契約を結び、現時点では4月29日のBC神奈川戦に出場を予定している。関係者によると、NPBでは引退試合が行われなかったため、当日は“悲願”だった引退セレモニーも計画されているという。

 心から野球を愛しているからこそ、NPBを離れてからも野球界を盛り上げたいという思いを抱き続けてきた。一日限定だとしても、やるからには本気だ。「仕事の合間にはなってしまいますが、練習はしています」。社業の合間を縫ってトレーニングに励んでいる。

 西武、ロッテでプレーしていた際には、お立ち台での決めぜりふ「キモティー!」が人気を集めた。「ファイナル・キモティー!ありますよ。打って言えたら最高ですね!」とG・G・佐藤。有終の雄叫びに向けて、気持ちを高ぶらせている。

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2022年4月25日のニュース