新庄ビッグボス「俺でもこんなことしないのに！」初対外試合のポイントに挙げた選手名

＜練習試合　神・日＞　ウイニングボールを手に引き揚げる新庄監督（撮影・大森　寛明）
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　日本ハム・新庄剛志監督（50）が8日、就任後初の対外試合となる阪神戦（宜野座）に臨んだ。発表されたスタメンは「3番・三塁」に万波、「4番・遊撃」に五十幡を配した。2人は外野手登録だが、内野手として起用。2番から6番打者まで本職ではないポジションで起用し、早速新庄流を炸裂させた。試合は打線が11安打と新庄監督の予想を上回るハッスルぶりを見せ、ビッグボスの古巣・阪神に6―2で勝利した。

　試合後に対外試合初勝利を報道陣から祝福されると新庄監督は「いやいや、楽しかったね。やっぱ試合は面白いね」と笑顔。そして「今日のポイントは、一番バッター。杉谷拳士くんがね初球を打って、練習試合にもかかわらずファーストベース上でガッツポーズ。うれしかったやろうね。やっぱね。いや中々ね、俺、開幕戦でヒット打ってもこんなことしないのに！練習試合でこう、何人かいたでしょ！いやいや今年に懸ける気持ちが出てて凄い嬉しかった」と杉谷の初対外試合での初球チーム初安打で見せた歓喜過ぎるガッツポーズを評価した。

　この時期は投手の方が有利だと経験談を語りつつ、「打席で気持ちを感じた」と出場選手たちを称えたビッグボス。「（チームみんなの意識が）変わってきていますね。去年のことはちょっと知らないけど。凄い良い一日だった」とキャンプ第2クールを最高の形で締めくくった。

　また、敵将・矢野監督はビッグボスについて「守備の意識であったり、しっかりしている部分があったんで。こちらもマネしたいなというかね。良い雰囲気でやっているなと思った」と印象を口にしていた。