日本ハム・伊藤大海「野球を取ると何もやることがない」 新型コロナの隔離期間中に3冊読破

[ 2022年2月8日 14:15 ]

約40分間キャッチボールを行った伊藤(撮影・柳内 遼平)
Photo By スポニチ

 日本ハムの伊藤大海投手は8日、沖縄・かいぎんスタジアム国頭で行われたファームキャンプに臨み、ダッシュやキャッチボールなどの練習メニューで汗を流した。伊藤は1月30日に新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表され、隔離期間を経て、今月6日からファームキャンプに合流していた。

 感触を確かめるように腕を振った。青い芝生の上で約40分間キャッチボールを行い「もの凄くフレッシュな気持ち。やっぱり野球ができることは当たり前じゃないんだなと改めて感じました」と語った。

 新型コロナウイルスの陽性判定を受けていたが「1回も症状が出ることはなかった」と大きくコンディションを崩すことなく復帰。隔離中は持参していた元ソフトバンク・斉藤和巳氏の「エースの銀言」など3冊の本を読破。「自分から野球を取ると何もやることがないと改めて思った」と振り返った。

 隔離期間はストレッチや足踏みで行うランニングなど部屋の中でも可能な練習に励み「自分のためになる時間に変えることができたので、プラスにして帰ってこられたと思います」。今月1日から始動した1軍キャンプでは陸上の十種競技の元日本王者で、タレントの武井壮氏と元阪神・赤星憲広氏が臨時コーチを務めた。乗り遅れる形となってしまった伊藤だが「神様が気づきのための時間を与えてくれたと思う。今シーズンにつながる良い時間だったなと捉えています」と前を向いた。

 「次のクールで体と相談しながら、ブルペンに入れるように考えています」と伊藤。昨年は新人ながら10勝を挙げた右腕が巻き返しを誓った。 

続きを表示

2022年2月8日のニュース